全体主義の起原 3「新版」「全体主義」

ハンナ・アーレント/〔著〕

発売日:2017年8月

  • 全体主義の起原 3「新版」「全体主義」
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巻の著者
大久保和郎/訳 大島かおり/訳
巻の書名
全体主義
版数
新版
ISBN
978-4-622-08627-7
著者情報
アーレント,ハンナ(アーレント,ハンナ)(Arendt,Hannah)
1906‐1975。ドイツのハノーファー近郊リンデンでユダヤ系の家庭に生まれる。マールブルク大学でハイデガーとブルトマンに、ハイデルベルク大学でヤスパースに、フライブルク大学でフッサールに学ぶ。1928年、ヤスパースのもとで「アウグスティヌスの愛の概念」によって学位取得。ナチ政権成立後(1933)パリに亡命し、亡命ユダヤ人救出活動に従事する。1941年、アメリカに亡命。1951年、市民権取得、その後、バークレー、シカゴ、プリンストン、コロンビア各大学の教授・客員教授などを歴任

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商品説明

ナチ・ドイツとソヴィエト・ロシアの同質性、プロパガンダ、秘密警察、強制収容所、「見捨てられていること」。先例のない統治形式である全体主義の本質に迫る。

〈現在までのところ、すべては可能であるという全体主義の信念は、すべてのものは破壊され得るということだけしか証明してこなかったように見える。けれども、すべてが可能であることを証明しようとするその努力の中で全体主義体制は、人間が罰することも赦すこともできない犯罪が存在するという事実をそれとは知らずにあばき出した。不可能なことが可能にされたとき、それは罰することも赦すこともできない根源的な悪となった。この悪は、利己主義や貪欲や利欲や怨恨(ルサンチマン)や権力欲や怯惰(きょうだ)のような悪い動機をもってしてはもはや理解することも説明することもできまい。それゆえまた怒りをもってこれに報復することも、愛によってこれを忍ぶことも、友情によってこれを赦すことも、法律をもってこれを処罰することもできまい。屍体製造工場に、あるいは忘却の穴に投げこまれた犠牲者たちが、刑吏たちの目にはもはや〈人間的〉と見えなかったのとまったく同様に、この最も新しい種類の犯罪者はわれわれ一人一人が人間の罪業の意識で連帯することを覚悟しなければならぬ枠をすら超えている〉

人類史上それまでにはなかった全体主義という枠組から、ナチス・ドイツとソヴィエト・ロシアの同質性と実態を分析する。

目次

第10章 階級社会の崩壊(大衆
モッブとエリートの一時的同盟)
第11章 全体主義運動(全体主義のプロパガンダ
全体主義組織)
第12章 全体的支配(国家機構
秘密警察の役割
強制収容所)
第13章 イデオロギーとテロル―新しい国家形式
エピローグ (英語版第十三章 イデオロギーとテロル―新しい統治形式)

商品詳細

出版社名
みすず書房
対象年齢
一般
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:Elemente und Ursprunge totaler Herrschaft 原タイトル:THE ORIGINS OF TOTALITARIANISMの?

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