中国初期国家形成の考古学的研究 土器からのアプローチ
発売日:2017年8月
- ISBN
- 978-4-86445-093-5
- 著者情報
- 秦 小麗(シン ショウレイ)
1962年中国山西省運城市に生まれる。1984年中国西北大学歴史系卒業。1990年中国北京大学考古学系修士課程修了、修士号(歴史)。2002年日本京都大学大学院文学研究科博士課程修了、博士号(文学)。1984年中国陝西省考古研究所助理研究員。1991年中国陝西省考古研究所『考古与文物』編集部責任編集。2005年日本学術振興会特別研究員。2007年カナダロイヤルオンタリオ博物館Research Associate。現在、金沢大学国際文化資源学研究センター特任准教授
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商品説明
中国の初期国家はいかにして生まれたのか?複雑な地域間交流を物語る夥しい数の土器の分析から、中央による地方の支配体制が強化されていくプロセスが明らかになる。
中国初期国家の形成過程に関する従来の考古学的研究は、土器で設定した文化類型を、戦国時代以降の文献史料に示された夏や商(殷)王朝の活動範囲と結び付けて解釈することが多かった。
著者はこの研究史上の問題点をふまえ、遺跡ごと・地域ごとの土器系統の分析により明らかになる複雑化した相互交流の実態にこそ初期国家の形成過程を分析するための鍵があるとし、数量的手法を用いた土器様式の分析を行う。
土器の法量比較や土器表面に印された縄目数の計測は、日本考古学の手法を参考に実地の資料調査を積み重ねた著者ならではの着眼点で、日中の学会誌や国際学会においても高い評価を受けている。
本書における著者の研究により、中国の国家形成期における複雑な地域間交流と、中央による地方の支配体制が二里頭時代から二里岡時代へと次第に強化されていくプロセスが、具体的に明らかになる。
日本考古学の研究手法を随所に用いた本書は、単に中国考古学の研究書としてだけでなく、国家形成をめぐる日本考古学の方法論的な実践書として読んでいただけるだろう。(京都大学博士論文に新稿を加え大幅加筆刊行)
(「近刊情報」より)
目次
第1章 研究史
第2章 土器の型式分類と系統識別
第3章 中心地における土器様式の変遷
第4章 二里頭時代の地域動態
第5章 二里頭時代から二里岡時代への転換
第6章 二里岡時代の地域動態
第7章 土器の地域動態と城郭遺跡の出現
商品詳細
- 出版社名
- 六一書房
- フォーマット
- 単行本
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