中井久夫集 3「世界における索引と徴候 1987-1991」
発売日:2017年7月
- 巻の書名
- 世界における索引と徴候 1987-1991
- ISBN
- 978-4-622-08573-7
- 著者情報
- 中井 久夫(ナカイ ヒサオ)
1934年奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。神戸大学名誉教授。精神科医。著書『「昭和」を送る』(2013)『統合失調症の有為転変』(2013)など
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商品説明
索引は一つの世界を開く鍵である―「統合失調症の精神療法」「「昭和」を送る」「微視的群れ論」「家族の深淵」はじめ、多様な分野をテーマに精神科以外の読者を獲得していた時期の文章、26編を収録。
明仁天皇は、「ありがたみ」を求める人には影の薄い天皇に見えるかもしれないが、それは明仁天皇のほうで願い下げにしたい「ひいきの引き倒し」である。実際には強い意見の人man of strong opinionであり、しかも自己の影響力と、さらに重要なことに、この特性と限界とを自覚し、するどい質問の形で自己の見解を表明すると明言し、その指向するところ、社会の主流に対して、その「副作用」を警告し、これを滅殺することを自己の使命と規定しておられると思う。実際、発展developmentに生存survivalより高い優先順位を置いてきた戦後の日本に対して、機会あるごとに牽制球を投げ、また、戦争の後遺症を癒す努力を自己に課しておられると私は思う。
(「「昭和」を送る」 1989)
「死なないためにだ。俺は、死なないためにやっているのだ。芸術?そんなのんきなものじゃない」。私は、私の患者たちが描く、時として哀切な美しい画を思った。治癒するとみな平凡な画になる。しかし、才能が涸渇するのではない、必要がなくなるのだ。私の患者たちも「死なないために」やっているのだ。名古屋弁でいえば「必死こいて」――。
(「荒川修作との一夜」 1990)
第3巻には、多様な分野をテーマに精神科以外の読者を獲得していた時期の文章、長短26編を収録。
(「近刊情報」より)
目次
意地の場について
治療にみる意地
医療における合意と強制
心に働くくすりは信頼関係があってこそ効く
青木義作先生
桜は何の象徴か
私の仕事始め―ウイルス学の徒弟時代
引き返せない道―冷戦最終期の予想
統合失調症の精神療法―個人的な回顧と展望
「昭和」を送る―ひととしての昭和天皇〔ほか〕
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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