ふたりユースケ

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ページ数
222p
ISBN
978-4-652-20193-0
著者情報
三田村 信行(ミタムラ ノブユキ)
東京生まれ。児童文学作家。早稲田大学文学部卒業。1975年『おとうさんがいっぱい』で注目される。2009年第32回巖谷小波文芸賞受賞。2010年『風の陰陽師』で日本児童文学者協会賞受賞

大沢 幸子(オオサワ サチコ)
東京都生まれ。イラストレーター。漫画家

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商品説明

<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
【あらすじ】父の仕事の関係で引っ越したユースケは、数年前に溺死した同じ名前の少年の生まれ変わりにされてしまう。神童とよばれた故ユースケに近付くために、常に限界を超えた努力を求められ、一挙手一投足がことごとく監視されるユースケ。普通の少年でしかないユースケはだんだんと周囲の期待が重荷になっていき、そして…周囲の勝手な思い込みや幻想の犠牲になっていく少年をリアルに描く、恐ろしい話。【感想】村人同士の見栄の張り合い、大人の身勝手な思い込みによって、自殺にまで追い込まれる少年の姿は、物語というよりも、ドキュメントに近い。リアルな話だった。誰も明確な悪意があるわけではないが、最終的には少年を死に追いやってしまう。仮面をつけて、大人の期待のままにすべての言動をコントロールして、演技をし続けるようにしてしか、生きられなかった故・ユースケの痛ましさが胸を刺す。これは、子どものために書かれた物語だが、大人が読んでも十分読み応えがあると思う。この話と似たような出来事が、おそらくいろんな場所で起きているのだろう。親の期待、周囲の期待を裏切れないために、少しずつ命を削っていくように生きる人がいることを改めて思った。いい人で、気が弱くて、嫌とは言えなくて、ついついペルソナを生きて、そのうちおかしくなってしまう人たち。筆者は、子ども向けに優しく描いてくれているが、私には、この物語に似た苦しみを味わっているたくさんの人の顔が見えてくるようで、寒気がした。醜い見栄の張り合い、大人の狡さ、子どもたちの純真な残酷さ、流れに巻き込まれる恐ろしさ…それらがしっかり描かれており、かなりハードな読書体験となった。ぜひ、勇気をもって読んでみて欲しい。リアルに怖いですよー(渡”邉恵’里’さん 30代・東京都 )

商品詳細

出版社名
理論社
サイズ
21cm
対象年齢
小学34年生 小学5
フォーマット
単行本

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