十九世紀フランス哲学
発売日:2017年1月
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商品説明
本書はベルクソンにも影響を与えたF. ラヴェッソン(1813-1900)による1867年開催のパリ万国博覧会のために書かれた報告であるが,単なる当時の哲学・思想学説の列挙,紹介にとどまらず,十九世紀の哲学・思想の状況を独自の形而上学的観点から描き出した同時代人による哲学史である。
クーザンを筆頭としたエクレクティスム学派やコントを祖とする実証主義,また医学,心理学,生理学などの学説にまで目を配り現在では見えなくなってしまった当時の思想論争状況やテーマの貴重な記録となっている。また同時に,唯物論やそれと親和的な実証主義など当時の哲学・思想と格闘しながらラヴェッソン自身の考える「スピリチュアリスム的実証主義」を練り上げていく哲学的実践にもなっている。
本訳書には,現在ではあまり知られていない多くの人名・書名が登場するが,それらをフォローする訳者による詳細な注と250人以上の思想家に関し解説を附した人名索引を収録。今後のフランス哲学研究における必読書。
目次
I 哲学の起源からエクレクティスムまで
II クーザンとエクレクティスム学派
III ラムネー
IV 社会主義(1)
V 社会主義(2)
VI 骨相学
VII 実証主義(1)――前期コント哲学
VIII 実証主義(2)――イギリスでの展開
IX 実証主義(3)――後期コント哲学
X リトレ
XI テーヌ
XII ルナン
XIII ルヌーヴィエの「批判主義」
XIV ヴァシュロ
XV クロード・ベルナール
XVI グラトリ
XVII 宗教哲学
XVIII 存在論主義
XIX ストラダ
XX マジ
XXI 物理学の形而上学
XXII 心理学
XXIII アニミスム論争
XXIV 唯物論
XXV ヴュルピアン
XXVI 脳生理学,神経学
XXVII 本能
XXVIII 睡眠と夢
XXIX 精神異常
XXX 狂気
XXXI 表情と言語
XXXII クルノー
XXXIII デュアメル
XXXIV 道徳論
XXXV 美学
XXXVI 結論――精神の肯定,スピリチュアリスム的実在論の到来
解説
あとがき
人名索引
商品詳細
- 出版社名
- 知泉書館
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:La philosophie en France au XIXe siecle
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