中世の声と文字 親鸞の手紙と『平家物語』
発売日:2017年1月
- ISBN
- 978-4-08-720864-1
- 著者情報
- 大隅 和雄(オオスミ カズオ)
1932年福岡県生まれ。日本史学者。東京女子大学名誉教授。1964年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。網野善彦との共編著『大系 日本歴史と芸能』(平凡社・日本ビクター)で毎日出版文化賞特別賞を受賞
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商品説明
本書が扱うのは、親鸞聖人の手紙や『平家物語』などの「声の記録」だ。その当時、文字を知らない大多数の民衆には「声」によって文化や思想が伝えられていた。親鸞聖人が遠隔地の弟子に向けて語りかけるように書いた、情感溢れる手紙を読み解き、当時の知識人と民衆の関係性を鮮やかに描き出す。また、同時期に成立した『平家物語』にも触れ、「声」が「文字」として書き留められることで成立した中世文化の誕生の背景を解き明かす。日本中世史学の泰斗による、研究の集大成となる一冊。
鎌倉新仏教は手紙のやりとりから生まれた!
〈本と日本史〉は各時代を代表する「本」のあり方から、当時の文化や社会の姿について考え、当時の世界観・価値観がどのように成立し、変化していったのかを考察する歴史シリーズである。
第三巻が扱うのは「中世の声と文字」。平安期に生まれた『源氏物語』などの日本を代表する中世文学は、ごく限られた貴族社会でのみ享受されたものだった。当時、大半の人間は無文字社会に生きており、文字を持たない民衆の間にも豊かな文化が芽生えていた。
本書では、そうした中世社会の文化を生み、そして伝えた「声」に注目する。そして、親鸞上人をはじめとする鎌倉仏教の始祖たちが、遠隔地の文字が読めない弟子に向けて語りかけるように書いた、情感溢れる手紙を読み解き、当時の知識人と民衆との関係を鮮やかに描き出す。また、琵琶法師の「語り」により広まった『平家物語』の分析を通し、中世文化誕生の背景に迫る。日本中世史学の大家による、画期的入門書。
目次
まえがき―中世を体現する本
第1章 親鸞の著述
第2章 中世の手紙
第3章 世の移り行きを書く
第4章 平家の物語
あとがき―中世の声と文字
商品詳細
- シリーズ名
- 集英社新書 0864 シリーズ〈本と日本史〉 3
- 出版社名
- 集英社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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