映画の声 戦後日本映画と私たち
発売日:2016年10月
- ISBN
- 978-4-622-08551-5
- 著者情報
- 御園生 涼子(ミソノウ リョウコ)
1975年東京生まれ。東京大学文学部英文科卒。パリ第8大学造型文化学科DEA課程修了。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論コース)博士課程修了(博士)。日本学術振興会特別研究員、ニューヨーク大学客員研究員、早稲田大学人間科学学術院助教などをへて、2014年に筑波大学日本語・日本文化学類准教授に着任。専門は、映画研究。2015年6月、逝去。享年40歳
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
「もし死刑という制度に例外事態が起こってしまったとするならば、すなわち、死刑の執行が失敗し、その後も被告人が生き延びてしまったとしたら、一体何が起きるのか?こうした一見、抽象的な思考実験とも思える問いを通して、大島は「国家」という制度の核心へと近づいてゆく」。『日本の夜と霧』『絞死刑』『儀式』『二十四の瞳』『ひめゆりの塔』『浮雲』『森と湖のまつり』『仁義なき戦い』『セーラー服と機関銃』―大島渚や木下恵介からメロドラマ、実録やくざ映画、角川映画まで、日本映画は戦後民主主義と大衆消費社会の結節点にありながら、国家と共同体の外へ追われた“他者の生”を描いてきた。国民の物語と娯楽性の狭間にあって映画は、安保を、在日を、天皇を、戦争を、沖縄を、アイヌを、ふるさとを、恋愛を、少女を、いかに表象してきたのか。映像に固有の論理と緻密な分析によって、仮借なき暴力に彩られたそのさまざまな“声”を聴き取る、硬派で繊細な映画批評の誕生。
目次
第1部 大島渚とその時代(時代を証言する―『日本の夜と霧』
法の宙吊り―『絞死刑』における国家と発話主体
呼びかける死者たちの声―『儀式』における国家と戦後民主主義のイメージ
オオシマナギサを追悼する―つねにいつもそこにいる運命的な「他者」に向って)
第2部 メロドラマの政治学(幼年期の呼び声―木下恵介『二十四の瞳』における音楽・母性・ナショナリズム
従軍する女性たち―『ひめゆりの塔』にみる戦争とジェンダー/植民地表象の政治学
コロニアル・メロドラマ試論―成瀬巳喜男『浮雲』にみる「植民地主義メロドラマ」の可能性
メロドラマ的回帰―『秋津温泉』にみるメロドラマ形式の可能性)
第3部 ジャンル映画のディスクール(馬鹿は死ななきゃ治らない―『次郎長三国志』における富士山の表象とその遊戯性
“ビヤッキー”と呼ばれた男―内田吐夢『森と湖のまつり』における高倉健のイメージ
召喚される暴力/記憶―『仁義なき戦い』における菅原文太と分有されるイメージ
少女・謎・マシンガン―“角川映画”の再評価)
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。