ガルブレイス 異端派経済学者の肖像
発売日:2016年9月
- ISBN
- 978-4-560-09512-6
- 著者情報
- 根井 雅弘(ネイ マサヒロ)
1962年生まれ。1985年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1990年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専門は現代経済思想史
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商品説明
「拮抗力」「依存効果」「社会的アンバランス」「テクノストラクチュア」など独創的な概念で資本主義の本質に迫ろうとした異端派の肖像。“ゆたかな社会”を超えて。
〈ゆたかな社会〉を超えて
ジョン・ケネス・ガルブレイスは我が国で人気の高い「異端派」経済学者である。彼が亡くなって今年でちょうど10年。この間リーマンショックをはじめとした経済危機が相次ぎ、正統派経済学を批判し続けた彼の足跡が改めて注目を集めている。
ガルブレイスは既成の「通念」(「制度的真実」)にとらわれることなく、まず現実を直視し、その現実の分析ないし理解に必要と考える場合、自ら新しい概念を創造した点にユニークさと魅力がある。
『アメリカの資本主義』では「拮抗力」、『ゆたかな社会』では「依存効果」、『新しい産業国家』では「テクノストラクチュア」の析出というように、彼の概念は正統派経済学の狭い理論枠組を超えて、時代を鮮やかに切り取っていった。異端たるゆえんである。
一方、こうした彼への関心の高まりにもかかわらず、評伝の類はこれまでほとんど存在しなかった。本書は20世紀経済学を俯瞰しながら、ガルブレイスの思想と行動を位置づけた稀有の評伝になる。資本主義にガルブレイスはいかに向き合ったのか? 小社で刊行した初期の名著『アメリカの資本主義』(新川健三郎訳、根井雅弘解説)と併せて手に取りたい一冊。
(「近刊情報」より)
目次
第1章 価格皇帝見習(ケインズ経済学のアメリカ上陸
価格統制をめぐって
アメリカ資本主義への関心)
第2章 異端の経済学(正統と異端
依存効果と社会的アンバランス
ケネディ政権の内と外)
第3章 大企業体制の光と影(「テクノストラクチュア」の台頭
「新しい産業国家」論争
計画化体制と市場体制)
第4章 リベラリズムと批判精神(保守主義の復活に抗して
「満足の文化」への警告
経済学史の中のガルブレイス)
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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