なきむしこぞう
発売日:2016年6月
- ページ数
- 61p
- ISBN
- 978-4-652-20156-5
- 著者情報
- 今村 葦子(イマムラ アシコ)
熊本県に生まれる。児童文学作家。『ふたつの家のちえ子』(評論社)で、野間児童文芸推奨作品賞、坪田譲治文学賞、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。同作品および『良夫とかな子』『あほうどり』(ともに評論社)で路傍の石幼少年文学賞、『かがりちゃん』(講談社)で野間児童文芸賞、『ぶな森のキッキ』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『まつぼっくり公園のふるいブランコ』(理論社)でひろすけ童話賞を受賞。絵本から長編まで作品多数
酒井 駒子(サカイ コマコ)
兵庫県に生まれる。絵本作家。『きつねのかみさま』(ポプラ社)で日本絵本賞、『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌、『ぼく おかあさんのこと…』(文溪堂)でフランスのPITCHOU賞、『ロンパーちゃんとふうせん』(白泉社)でイタリアのNati per Leggere Italia賞を受賞
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商品説明
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
この男の子みたいに、大きな声で泣いたのは、もうずっと昔のことです。一番わんわん泣いたのは、たしか小学生の頃。大事にしまっていたお気に入りのシールが、いつの間にか妹に使われていたとき。わんわん泣いて、悔しくて、やっちゃダメだと分かりながらも、妹のおもちゃを放り投げてしまった時が最後だったような気がします。自分で放り投げたくせに、そんな自分が嫌で、また大泣きして…。今では妹との笑い話になっていますが、あの時は色んな気持ちが混ぜこぜになって、しゃっくりが出るくらい泣いたなあ。大人になると、どうしてか、なかなか泣けませんよね。どんなに悲しくても悔しくても、ぐっと我慢して、家族の前ですら平気なふりをしてしまいます。だからこそ、男の子が泣きながら、「かえってきてよー!」と声を出す場面では、ボロッと涙が出てきました。家出をしようと決心したどうぶつたちが、泣いている男の子のことが どうしようもなく気になって窓からそっと様子を覗く姿に、胸がぎゅっとなりました。表情が変わらないはずのぬいぐるみの気持ちが、酒井駒子さんの絵から ひしひしと伝わってきます。帰ってきたぬいぐるみを男の子が抱きしめる場面では、だれの表情も描かれていないのに、胸がいっぱいになります。児童文学は、絵本に比べて読む機会がほとんど無かったのですが、今まで見過ごしていたのが惜しいと思いました。始まりからおしまいまで、今村葦子さんの紡ぐ言葉に、すっかり心を掴まれてしまいました。きっと何度でも読みたくなる、宝物のような一冊です。(なーお00さん 30代・埼玉県 )
商品詳細
- 出版社名
- 理論社
- サイズ
- 24cm
- 対象年齢
- 幼児 小学12年生
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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