Q→A
発売日:2016年6月
- ISBN
- 978-4-06-220075-2
- 著者情報
- 草野 たき(クサノ タキ)
1970年、神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業。1999年、『透きとおった糸をのばして』で、講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。2001年、同作で児童文芸新人賞を受賞。2007年、『ハーフ』(ポプラ社)で日本児童文学者協会賞受賞
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商品説明
アンケートが引きだす、ややこしくて、ばからしくて、せつない、中学三年生の本音。朝日中学生ウイークリー(現・朝日中高生新聞)で大反響の連載を書籍化!
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Q5 中学生活最後の学年です。これからどんな一年にしたいですか?
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どんな一年って、受験しかないじゃん。(中略)
朝子は人生最初の大きな試練だからこそ、きちんと勝負をしてみたかった。
そうじゃなきゃ、自分は変われない。
この痩せすぎの身体を気にする性格、苦手なことから逃げたい性格、緊張しすぎる性格。そんな自分が好きになれないから、いつも自分に自信がないし、未来に対しても希望が持てない。
朝子は、そんな自分から卒業したかった。
早いうちに、できれば中学のうちに克服して、生まれ変わったような自分で高校生活を満喫したい。
そのために、この初めての関門は逃げたくないと思うのだ。(中略)
これは、自分を変えるチャンスなのだ。
これくらい大きな勝負に、全力でのぞまないと、とても今の自分を変えることはできないと思うのだ。
それで朝子は、最後の質問にこう回答した。
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A 勝負の年にしたい。
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朝子は、大きく息を吐いて窓の外を見た。
相変わらず、桜の花びらがはらはらと散っている。
すべての回答を終えてホッとしたせいか、朝子は、しみじみと本当に中学三年生になったのだと実感していた。
頑張らないと。
朝子は、最初の思惑どおり、ひどくシンプルな五つの回答を眺めながら、強い覚悟でそう思った。
そし最後の名前を書く欄に「三年一組、野崎朝子」と書くと、これは間違いでもなんでもない現実なんだと、ようやく信じられる、そんな心持ちになったのだった。
(本文より)
野崎朝子とそのクラスメイトが、それぞれ学校や塾のアンケートに答えていくことで、自分のほんとうの気持ちに気づいていきます。
(「近刊情報」より)
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
中学生たちが各々学校だったり懸賞だったりのアンケートに答えていきます。応える面々の彼女たちに繋がりもあって、面白いです。アンケートに答えながら、友達のこと、恋のこと、自分のこと等々、いろいろ考えたり見えてくるものですね。そのアンケート後、時が流れ、前はこうだったけど、今ならこう答えると回答が変わったりするのはわかるなと思いました。(みちんさんさん 30代・愛知県 女の子5歳、女の子3歳)
商品詳細
- 出版社名
- 講談社
- 対象年齢
- 中学生 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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