夏の砦

辻邦生/著

発売日:2016年5月

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ページ数
493p
ISBN
978-4-09-352266-3
著者情報
辻 邦生(ツジ クニオ)
1925年(大正14年)9月24日‐1999年(平成11年)7月29日、享年73。東京都出身。1995年『西行花伝』で第31回谷崎潤一郎賞受賞

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商品説明

織物工芸に打ち込み、一枚のタピスリに魅惑されてヨーロッパに留学した支倉冬子は、ある夏の日、北欧の孤島に、ヨット旅行に出かけたまま突然消息を絶ってしまう。彼女が残した手記を辿りながら、荒涼たる孤独の中、日本と西欧、過去と現在、過酷な現実と美的世界を行きつ戻りつ、生と死と愛の不安を極限まで掘り下げた清冽な作品。辻邦生の“死生観”が見事に結実した、著者の原点ともいえる金字塔的作品。創作ノート抄を併録。

北欧で消息を絶った日本人女性の精神的彷徨

織物工芸に打ち込んでいた支倉冬子は、一枚のタピスリに吸い寄せられ、魅惑されてしまう。ついにはヨーロッパに留学する決意までした冬子。だが、冬子は、ある夏の日、その地方の名家ギュルンデンクローネ男爵の末娘エルスと孤島にヨットで出かけたまま消息を絶ってしまう。
冬子が残した手記をベースに、生と死、または愛の不安を深く掘り下げた小説となっている。絶対的な孤独の中、日本と西欧、過去と現在を彷徨しながら、冬子はどのように再生していくのか……。
辻邦生が自著『生きて愛するために』で語った「死というくらい虚無のなかに、<地上の生>は、明るく舞台のように、ぽっかり浮かんでいる」という彼の死生観とともに、西欧的骨法によって本格小説を日本に結実させんとした、辻文学初期傑作の一つである。巻末に「創作ノート抄」を併録。

商品詳細

シリーズ名
P+D BOOKS
出版社名
小学館
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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