ヨーロッパ文化の再生と革新

甚野尚志/編 益田朋幸/編

発売日:2016年3月

  • ヨーロッパ文化の再生と革新
  • ヨーロッパ文化の再生と革新
ISBN
978-4-86285-229-8

¥6,600 税込

30 nanacoポイント

30 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

本書は早稲田大学の〈ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所〉が『ヨーロッパにおける時間意識』(2012年刊)に続いて,「リヴァイヴァル=再生」の視点から迫った新しい研究成果である。
第I部「文化における復興」では,カロリング・ルネサンスや12世紀ルネサンスなど中世ルネサンス論は中世文化の豊かさを示すだけでなく,ギリシア世界を含む古代的な伝統を繰り返しヨーロッパで再生し,革新的な要素を生み出してきたことを明らかにする。
第II部「宗教における復興」では,文化・美術上のリヴァイヴァルとはかけ離れて見える近世の宗教現象を,再生・革新の視点から考察すると他分野と共通の流れが見出せる。中世末期の神秘主義や修道制,宗教改革,正教圏の神学などを,保守と革新との対比でなく伝統の再起,過去の選択的利用,反復と復興のダイナミズムとして検討する。
第III部「美術における復興」では,イタリア・ルネサンスを中心に,古代への憧憬とローマ再生への意志がどのように展開されているかを,多数の図版を駆使して考察する。
グローバル化,ネットワーク化により知的環境と人文学のパラダイムが転換するなか,専門分野を越えて新たなヨーロッパ理解の可能性を探求する共同研究の試みである。

目次

序(編者)

第I部 文化の復興

1 カロリング・ルネサンス(多田 哲)
2 古代の理論と中世の実践のはざまで――Γ―F式アルファベット記譜法をめぐって(西間木真)
3 「12世紀ルネサンス」とギリシア教父の影響――ポワティエのジルベールの神学とフゴー・エテリアヌス(甚野尚志)
4 再生と充溢としてのルネサンス観とその今日的課題――東西を結ぶルネサンス概念(根占献一)
5 1500年前後のドイツ語書籍出版――アウクスブルク市の例(藤井明彦)
6 ランケと中世研究(佐藤真一)


第II部 宗教の復興

1 『単純な魂の鏡』における三つの死と三つの生(村上 寛)
2 14世紀カルメル会士の預言的伝統と修道制――ヒルデスハイムのヨハネス『擁護者と誹謗者との対話』より(鈴木喜晴)
3 イギリス中世末の教会改革とハッケボーンのメヒティルドの霊性(久木田直江)
4 宗教改革百周年記念ビラにおけるルターの復活――宗教改革の図像学的トポスの継承と変容(高津秀之)
5 ロシア正教会の刷新とその挫折――ロシア古儀式派の源流(三浦清美)


第III部 美術における復興

1 ボッカッチョ・リヴァイヴァル――『デカメロン』仏語写本に描かれた「クライマックス・シーン」(伊藤亜紀)
2 神聖ローマ皇帝フェデリーコ2世のカプア門彫刻――ルネサンスの曙光(児嶋由枝)
3 ジョルジョーネと古代美術(高橋朋子)
4 ヴェネツィア神話画の再生とフェラーラ宮廷文化(塚本 博)
5 「トラディティオ・レギス」図とCod. Vat. gr. 342のヘッドピース――「法の授与」の予型論的解釈とリヴァイヴァル(辻絵理子)
6 ティモテスバニ修道院(グルジア/ジョージア)と聖堂装飾における復古の問題(益田朋幸)


あとがき
執筆者紹介

商品詳細

出版社名
知泉書館
フォーマット
単行本

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ