レコンキスタの実像 中世後期カスティーリャ・グラナダ間における戦争と平和

黒田祐我/著

発売日:2016年2月

  • レコンキスタの実像 中世後期カスティーリャ・グラナダ間における戦争と平和
  • レコンキスタの実像 中世後期カスティーリャ・グラナダ間における戦争と平和
ISBN
978-4-88708-428-5
著者情報
黒田 祐我(クロダ ユウガ)
1980年、富山県小矢部市生まれ。博士(文学、早稲田大学)。専門は中世スペイン史・西地中海交流史。サラマンカ大学(2005〜2006年)、セビーリャ大学(2007〜2010年)への留学の後、早稲田大学文学学術院助手(2010〜2012年)、日本学術振興会特別研究員(PD)(2012〜2014年)を経て、2015年10月より、信州大学学術研究院人文科学系准教授

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商品説明

従来の「レコンキスタ」史観とも、近年の「共存と寛容のスペイン」とも異なる、「境域社会」の相互交流や紛争解決の様相を浮き彫りにし、実体を究めた画期的研究!
中世スペインは、異教徒同士の血なまぐさい戦争の舞台であったのか? あるいは宗教的寛容が花開く理想郷であったのか? しかし実像は、これまでの「レコンキスタ」史観とも、あるいは近年強調される「共存と寛容のスペイン」イメージとも異なる。フロンティア(「境域」)社会の相互交流や、紛争解決の様相を明快に浮き彫りにしていく本書から、キリスト教やイスラームという宗教・文化的な違いを超えた人間どうしの生き様が浮かび上がってくる。

目次

序論「レコンキスタ」の歴史と「境域」史―中世スペイン史研究の回顧と中世後期「境域」研究への視座―

第一章 「レコンキスタ」の歴史解釈
第二章 「レコンキスタ」概念の実態と「境域」研究

第一部 中世後期におけるカスティーリャ王国・グラナダ王国間関係(1246-1492一)―「戦争と平和」という観点から―
第三章 戦争期間と和平期間
第四章 対グラナダ戦争の特質
第五章 王国間休戦協定
第六章 王国間休戦協定の締結状況と時代的変遷
第七章 王国間休戦協定と「境域」の接合点―「外交」使節―

第二部 「境域」における「戦争と平和」―カスティーリャ=グラナダ「境域」社会の複合性―
第八章 地域史としての「境域」社会史の成立
第九章 戦争を軸とする「境域」の相貌
第十章 和平を希求する「境域」の相貌

第三部 細分化される「境域」―最前線に居住するひとびとの振る舞い―
第十一章 和戦を個別に展開する「境域」
第十二章 和戦を個別に担う「境域」の各地域―十五世紀後半を中心とする西方部域―
第十三章 和戦を個別に担う「境域」の各地域―十五世紀後半を中心とする中央部域―
第十四章 和戦を個別に担う「境域」の各地域―十五世紀後半を中心とする東方部域―
第十五章 和戦を慣習化する「境域」
第十六章 生存を旨とする「境域」

終章 「レコンキスタ」の完遂へ向けて―対異教徒認識の変遷と「中心」の決断―

結論
註・参考文献

商品詳細

出版社名
刀水書房
フォーマット
単行本

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