下り坂をそろそろと下る
発売日:2016年4月
- ISBN
- 978-4-06-288363-4
- 著者情報
- 平田 オリザ(ヒラタ オリザ)
1962年、東京都生まれ。国際基督教大学在学中に劇団「青年団」結成。戯曲と演出を担当。現在、東京藝術大学COI研究推進機構特任教授、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター客員教授。二〇〇二年度から採用された国語教科書に掲載されている平田のワークショップ方法論により、多くの子どもたちが、教室で演劇を創る体験をしている。戯曲の代表作に『東京ノート』(岸田國士戯曲賞受賞)、『その河をこえて、五月』(朝日舞台芸術賞グランプリ受賞)など多数
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商品説明
一億総活躍社会の実現をめざす安倍首相について「ちっともわかってない感じがする」のはなぜか。あたらしい「この国のかたち」を探る
◆「これからの日本」をどうするか?◆
人口減少、待機児童、地方創生、大学入試改革…。
日本が直面する重大問題の「本質」に迫り、
あらためて日本人のあり方について論考した快著!
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反アベノミクス派の皆さんでさえも、あまり口にしない大切な事柄がある。
子育て中のお母さんが、昼間に、子どもを保育所に預けて
芝居や映画を観に行っても、後ろ指をさされない社会を作ること。
私は、この視点が、いまの少子化対策に最も欠けている部分だと考える。
経済は重要だ。待機児童の解消は絶対的急務だ。
しかし、それだけでは、おそらく非婚化・晩婚化の傾向は変わらないし
少子化も解消されない。
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雇用保険受給者や生活保護世帯の方たちが
平日の昼間に劇場や映画館に来てくれたら、
「社会とつながっていてくれてありがとう」
と言える社会を作っていくべきなのではないか。
失業からくる閉塞感、社会に必要とされていないと感じてしまう疎外感。
中高年の引きこもりは、社会全体のリスクやコストを増大させる。(以上、本文より)
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◆私たちは、そろそろ価値観を転換しなければならないのではないか◆
他者の権利に嫉妬するのではなく、
「生活がたいへんなのに映画を観に来てくれてありがとう」と言える社会へ――。
若者たちが「戻りたい」と思える「まちづくり」とは?
日本が少子化問題を解決するための方策とは?
あたらしい「この国のかたち」を模索する。
◆絶賛の声、続々◆
内田樹氏:
本は衰退期に入った。
だが、いまだ多くの人々はその現実から目をそらし、
妄想的な「富国強兵」路線にしがみついている。
その中にあって、背筋のきりっと通った「弱国」への軟着陸を提案する
“超リアリスト”平田オリザの「立国宣言」。
藻谷浩介氏:
避けてきた本質論を突きつけられた。
執筆中の本のシナリオも組み立て直さねば。
経済や人口に先立つのは、やはり「文化」なのだ。(「近刊情報」より)
目次
序章 下り坂をそろそろと下る
第1章 小さな島の挑戦―瀬戸内・小豆島
第2章 コウノトリの郷―但馬・豊岡
第3章 学びの広場を創る―讃岐・善通寺
第4章 復興への道―東北・女川、双葉
第5章 寂しさと向き合う―東アジア・ソウル、北京
終章 寛容と包摂の社会へ
商品詳細
- シリーズ名
- 講談社現代新書 2363
- 出版社名
- 講談社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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