誘蛾灯 二つの連続不審死事件
発売日:2016年1月
- ISBN
- 978-4-06-281639-7
- 著者情報
- 青木 理(アオキ オサム)
1966年、長野県生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクションライター。慶應義塾大学卒業後、共同通信社に入社。警視庁公安担当、ソウル特派員などを務めた後、2006年に退社、フリーに。テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活動している
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商品説明
上田美由紀、35歳。小柄で肥満、子ども5人を抱える鳥取のスナックのホステス。彼女の周りで6人の男が死んだ。この事件の背景には、木嶋佳苗事件とは別の深い闇がある―。なぜ男たちは騙され、カネを貢ぎ、それでも彼女を愛したのか?美由紀と面会し、取材を続ける筆者のもとに木嶋佳苗からのラブコールが届き、事態は新たな展開を見せる!鳥取連続不審死事件と、首都圏連続不審死事件―彼女たちに騙されていたのは、あなただったかもしれない。
上田美由紀、35歳。小柄で肥満、鳥取のスナックのホステス。
彼女の周りで6人の男が死んだ。
この事件の背景には、木嶋佳苗事件とは別の深い闇がある。
――美由紀に騙されていたのは、あなただったかもしれない。
2009年秋、30代の太った女二人が、それぞれ男と関係を持ち、カネを貢がせ、死に追いやっていた――。
木嶋佳苗事件との共通項の多さから、世間の話題を集めた鳥取連続不審死事件。
筆者は鳥取に通い、上田美由紀と面会し、彼女に騙された男たちに取材を重ね、二つの事件は似て非なるものだと確信する。
鳥取の事件の背景にあったのは、日本の地方をじわじわと覆う闇――人が減り、町が廃れ、仕事を失い、生活が立ちゆかなくなった田舎で生まれる、弱者が弱者を食い物にする状況――だった。
木嶋佳苗が獄中ブログを始めるきっかけとなり、「私の事件を取材してくれていたら…と思い続けたジャーナリスト」と言わしめた一冊が、大幅加筆のうえ、文庫化!
2009年秋、当時35歳の木嶋佳苗の周囲で、複数の男性が不審死した事件が話題を集めていた。
同時期、別の連続不審死事件が浮上する。
現場は鳥取、主役は上田美由紀、スナックのホステスだった。
二つの事件には驚くほど共通点があった。
主役はどちらも30代半ばの小柄な肥満体型の女で、亡くなった男たちと肉体関係を持ち、多額のカネを貢がせていた。
美由紀に惚れ込んだ男たちのなかには、刑事や新聞記者もいた。
しかし、二つの事件の背景はまったく異なるものだった。
佳苗が高級マンションに住み、外車を乗り回し、セレブ相手の料理教室に通い、婚活サイトを利用して男を物色していたのに対し、
美由紀は過疎の進む鳥取で5人の子どもとボロ家に住み、場末のスナックでターゲットを探していたのだ。
筆者は、事件現場、スナックに通い、裁判を傍聴する。
美由紀に惚れ、貢ぎ、騙された男たちをみつけ、話を聞く。
そして、拘置所にいる美由紀とも面会を重ねる。
そうして、木嶋佳苗事件からは決して見えてこない、この事件の深層――地方の貧困との関係があらわになっていく。
人が減り、町が廃れ、仕事を失い、生活が立ちゆかなくなる。
そこで生まれる、弱者が弱者を食い物にする犯罪。
それは、いまの日本社会に覆いかぶさろうとしている闇だ。
目次
太ったホステス
一人目の男
二人目の男
三人目の男
県警の蹉跌、男たちの蹉跌
なぜ溺れたのか
ウソツキだけど可愛い女
「真犯人」は誰なのか
「真犯人」の証言
美由紀との対話
「みちづれ」
ラブ・レター
松江にて―美由紀との対話2
男のウソと女のウソ
美由紀と佳苗―二つの連続不審死事件
商品詳細
- シリーズ名
- 講談社+α文庫 G272-1
- 出版社名
- 講談社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
注意事項
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