近代日本の医療と患者 学用患者の誕生
発売日:2016年1月
- ISBN
- 978-4-588-31213-7
- 著者情報
- 新村 拓(シンムラ タク)
1946年静岡県生。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(早大)。京都府立医科大学教授、北里大学教授・副学長を経て、北里大学名誉教授。専攻、日本医療社会史。著書に、『古代医療官人制の研究』(1983年)、『日本医療社会史の研究』(85年)、『死と病と看護の社会史』(89年)、『老いと看取りの社会史』(91年)―以上の4書にてサントリー学芸賞を受賞(92年)。『日本仏教の医療史』(13年、矢数医史学賞を受賞。法政大学出版局)がある
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商品説明
医療の歴史が内包する大きなジレンマ。医学・医療の進歩、人類の福祉の名のもとに被験者とされた学用患者は、いつ、どのようにして生まれ。教育研究体制のなかに位置づけられたのか。近代日本の医学教育および病院医療システムの構築過程をたどり、医療環境の変化を追う。
目次
第1章 臨床医学と実験医学の統合(近代医学の成り立ちとその課題
学用患者を研究「材料」から研究協力者に転化させる装置
歴史にみる臨床重視の伝統と基礎医学研究の萌芽
免責される医療過誤)
第2章 近代医学教育体制の構築(解剖用屍体の確保
系統解剖および病体(病理)解剖の実地演習
全国的に高まった病体(病理)解剖の機運
屍体の所有権)
第3章 医学校と病院の再編(解剖用屍体の不足と経費減額に悩む医学校の統廃合
娼妓・貸座敷業者への賦金と病院の開設
私立病院増加の背景と世評
往診医に支えられた大正・昭和初期の在村医療
告知)
第4章 求められる施療 拒否される施療(貧民への施療を押しつけ合う官公立病院と開業医
行倒れ・乞食の救療と放逐にあたった巡査
公立病院を施療病院化することの是非
慈善事業から社会政策の時代へ
明治の医師の職業倫理)
第5章 学用患者の誕生(医学教育・研究「材料」として扱われた学用患者
学用患者システムを変えた公害・薬害患者)
商品詳細
- 出版社名
- 法政大学出版局
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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