片手の郵便配達人
発売日:2015年12月
- ISBN
- 978-4-622-07963-7
- 著者情報
- パウゼヴァング,グードルン(パウゼヴァング,グードルン)(Pausewang,Gudrun)
1928年、当時はドイツ領のボヘミア東部ヴィヒシュタドル(現チェコのムラドコウ)に生まれる。女子ギムナジウム在学中の15歳のときに父親が戦死。17歳で第二次大戦の終戦を迎える。戦後はボヘミアを追放され、母や弟妹とともに西ドイツのヘッセン州ヴィースバーデンに移住。アビトゥーア(大学入学資格試験)に合格後、教職に就いて1956年には南米に渡り、チリ、ベネズエラのドイツ人学校で教鞭を執った。1963年に西ドイツにいったん帰国して小学校の教師を務めたのち、ふたたび南米コロンビアに暮らし、1972年に帰国。小学校教諭として教えるかたわら創作活動を行う。1998年、ケストナー世代の児童文学作家についての論文でフランクフルト大学で博士号を取得
高田 ゆみ子(タカダ ユミコ)
1956年、大阪府生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了
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商品説明
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
読み終わってからずっとこの本のことを考えている自分がいて、この結末をどう読み取っていいものかと困惑しています。一つには戦争はいつ終わるのか?ということ。終戦=平和な生活ではないことをずしりと、いや胸の中までえぐるように迫ってくると表現すればいいのか。戦争で片手を失った17歳の郵便配達人が時に届けなくてはいけないのは「黒い手紙」と言われる戦死を伝える手紙です。戦時中であれば、手紙も人と人との連絡を果たす役割だけでなく、読んだ人を絶望の淵へと追いやる手紙を配達することになる非情さ。誠実に任務を果たそうとする配達人の日常から透けて見えるのは、戦時を生きる普通の暮らしです。軍の主要人物ではないごく普通の人たちが体や心に抱えた痛みと生きる姿とその結末に、戦争に終わりはあるのかを自問しているのです。(はなびやさん 50代・愛知県 男の子14歳)
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:DER EINHANDIGE BRIEFTRAGER
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