ロシアあるいは対立の亡霊 「第二世界」のポストモダン

乗松亨平/著

発売日:2015年12月

  • ロシアあるいは対立の亡霊 「第二世界」のポストモダン
  • ロシアあるいは対立の亡霊 「第二世界」のポストモダン
ページ数
259p
ISBN
978-4-06-258616-0
著者情報
乗松 亨平(ノリマツ キョウヘイ)
1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学、博士(文学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は近代ロシア文学・思想

¥1,870 税込

8 nanacoポイント

8 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

1968と1991。「権力/民衆」「資本主義/社会主義」という、二大対立の終焉を告げる年である。二〇世紀末、歴史の表舞台から姿を消したロシアは、二一世紀、奇妙な存在感とともに浮上する。ロシア現代思想に表出した、いくつもの「対立の亡霊」をめぐる想像力を追跡し、ロシアのポストモダンと西側のポストモダンの相違を大胆に読み解く。

20世紀は民衆と権力、資本主義と社会主義の対立の時代でした。
そして1968と1991という年号は、そのふたつの対立の終焉を告げる契機となったとされています。
1991年以降混乱をきわめたロシアは一時、歴史の表舞台から消えましたが、
21世紀に入りその存在感を奇妙なかたちで取り戻しました。
そして、2014年ウクライナ危機では核兵器まで用意し、かつての冷戦構造を彷彿とさせたのです。

本書は、一九六八年以後のロシア現代思想の歩みを渉猟し、
「対立が終わった時代」の対立をめぐる想像力を追跡します。
社会のカナリアである思想家・芸術家の表現を丹念に読み解いていくことで、
ロシアという国家の根底にあるアイデンティティ構造をあぶり出します。
つまり、自らをつねに「xの他者」(X=資本主義、権力……)と規定する不安定な精神がロシア的構造です。

大きな物語の崩壊した時代=ポストモダンの日本ではおもに、
「絆」によって「小さな物語」同士を調停する「大きな仕組み」を求めています。
一方で、ロシアでは、「第二世界」の物語を書きかえることで、
「xの他者」という物語を活性化しようとしています。

現代を読み解くための必読書です。

目次

はじめに 一九六八/一九九一年の亡霊
第1章 「第二世界」の物語
第2章 ソ連記号論のパフォーマティヴィティ
第3章 ポストモダニズムの「ロシア」
第4章 記号から身体へ
第5章 「第二世界」のない対抗
おわりに 対立を消尽するために

商品詳細

シリーズ名
講談社選書メチエ 613
出版社名
講談社
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ