子どもに歯ごたえのある本を 石井桃子談話集
発売日:2015年12月
- ISBN
- 978-4-309-02435-6
- 著者情報
- 石井 桃子(イシイ モモコ)
1907年、埼玉県浦和に生まれる。28年、日本女子大学校英文学部卒業。文藝春秋社、岩波書店などで編集に従事。戦後、宮城県鴬沢で農業・酪農をはじめる。その後上京し、翻訳家、児童文学作家、随筆家として活躍。自宅の一室に子どもの図書室「かつら文庫」を開く(58年―のちに公益財団法人東京子ども図書館へ発展)など、その活動は子どもの本の世界を実り豊かなものにした。2008年、一〇一歳で逝去
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商品説明
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
本のタイトルに「石井桃子談話集」と付いているが、収録されているのは3つの対談、それと2つのインタビュー、それと聞き書きが数篇、さらにエッセイという構成になっている。 本のタイトルはそのうちのエッセイのひとつから付けられている。 興味をひいたのは、石井桃子さんの対談やインタビューの相手である。 大江健三郎、吉田洋一(この人は1898年生まれの数学者で、『零の発見』の著者)、吉原幸子(この人は詩人)、この3人は対談相手。 インタビューしているのは、川本三郎と金井美恵子(金井さんは作家)の2人。 対談はどちらがホストでもゲストでもなく、攻守互いにせめぎ合うような形になるが、インタビューとなるとやはりゲストである、ここでいえば石井桃子さんの輪郭から本質に至るまでもいかに浮彫りにするかが問われることになる。 そのあたりはやはり川本三郎さんはうまく、「本との出会い・人との出会い」と題されたインタビューでは浦和の生まれた幼年時代から日本女子大での学生生活、その後の編集者の時代、そして戦争、東北での農業生活とうまく話が聞き出せている。 最後は1950年に岩波書店に戻って少年文庫の編集に携わるところで終わってしまうのが、少し物足りたく、残念ではあるが、石井さんが観た映画の話などさすが川本三郎さんだ。 聞き書きの中で「本を読む」とはどういうことかと聞かれた石井さんは、「そういうことを考えたことがないくらい、あって当たり前のこと」と答えている。 そういう人だから、本のこと、子供たちのこと、図書館のこと、をずっと考え続けてこられたのだろう。(夏の雨さん 60代・埼玉県 )
目次
「岩波少年文庫」創刊のころ
「岩波の子どもの本」の頃
はじめに魔法の森ありき
子どもに媚びないピーターラビットの物語
「ノンちゃん」が心に生まれたとき
一世紀という時のなかで
子どもと読書
幼児のためのお話
テレビでは代用できない
子どもに歯ごたえのある本を
子どもが読む本・聞く本(対談 大江健三郎)
子どもと図書館(対談 吉田洋一)
名作・名訳よ永遠に(対談 吉原幸子)
本との出会い・人との出会い(インタビュー 川本三郎)
雪が降っているのに、それは暖かい世界でした(インタビュー 金井美恵子)
商品詳細
- 出版社名
- 河出書房新社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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