満洲難民 三八度線に阻まれた命
発売日:2015年5月
- ISBN
- 978-4-344-02766-4
- 著者情報
- 井上 卓弥(イノウエ タクヤ)
1965年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1990年、毎日新聞社入社。外信部、東京社会部、「サンデー毎日」編集部などを経て、現在、東京学芸部編集委員。2000年10月から4年間、ローマ特派員を務め、バチカン、パレスチナ紛争などを取材。03年のイラク戦争で米海軍に従軍した
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商品説明
1945年8月9日ソ連参戦。この日を境に、満洲国(当時)にわたった日本人は、国に棄てられ、身ひとつで曠野をさまようという、過酷な運命に翻弄されることになった――。ソ連軍の襲撃から逃れるために、朝鮮北部の郭山(かくさん)という小さな町に、1094名の日本人が疎開した。そのほとんどは女性と子どもで、男性は病人と高齢者のみ。足りない食糧。厳しい冬。人々は飢えと寒さ、伝染病に苦しみ、子どもたちは次々と命を落とす。しかし、朝鮮北部を掌握したソ連軍は日本人の移動を禁止し、本国・日本からも救いの手は一切差し伸べられない。「このままでは全員が犬死にするだけ。なんとしても日本へ帰りたい」――ついに決死の脱出行が始まった。終戦後、朝鮮半島北部に放置された日本人は、世界史の中でも稀にみる悲惨な難民生活を強いられたにもかかわらず、その史実に目が向けられることはほとんどなかった。著者は、詳細に綴られた「疎開日誌」ほか当時の記録を尋ねあて生存者にインタビュー、悲劇の全体像を描きだす。「戦後史の闇」に光を当てた渾身のノンフィクション。
目次
第1章 ソ連参戦―一九四五・八・九、新京
第2章 一〇九四名の疎開隊―北朝鮮・郭山
第3章 足りない食糧
第4章 飢餓の冬
第5章 死にゆく子どもたち
第6章 旧満洲への帰還
第7章 残された人々―一九四六・春、郭山
第8章 三八度線を目指して―決死の脱出行
第9章 国共内戦の荒波―一九四六、長春
第10章 最後の脱出行―一九四六・九
終章 日本人難民―戦後史の闇
商品詳細
- 出版社名
- 幻冬舎
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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