経済学の宇宙

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ISBN
978-4-532-35642-2
著者情報
岩井 克人(イワイ カツヒト)
1969年東京大学経済学部卒、72年マサチューセッツ工科大学(MIT)Ph.D.取得。73年エール大学助教授、79年エール大学コウルズ経済研究所上級研究員、81年東京大学助教授、88年ペンシルベニア大学客員教授・プリンストン大学客員准教授、89年東京大学教授、2010年定年退職。現在、国際基督教大学客員教授、東京財団名誉研究員、東京大学名誉教授。主な著書に『DisequilibriumDynamics(不均衡動学)』(日経・経済図書文化賞特賞)『貨幣論』(サントリー学芸賞)『会社はこれからどうなるのか』(小林秀雄賞)、共著に『M&A国富論』(M&Aフォーラム賞正賞)ほか

前田 裕之(マエダ ヒロユキ)
1986年東京大学経済学部卒、日本経済新聞社入社。現在、編集局経済解説部編集委員

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商品説明

●経済を考え抜いた格闘の軌跡
  「学問をする人間としては幸せでしたが、学者としては成功したと思っていない――」(岩井克人)。
本書は、「不均衡動学」「資本主義論」「貨幣論」「法人論」「貨幣・法・言語論」などで、経済を多角的にとらえてきた岩井克人が、その遍歴と心情を初めて明らかにする知的興奮の書。
マルクスに感銘を受けて経済学部へ進学した青年が、小宮隆太郎、宇沢弘文と出会い近代経済学に目覚める。そして、MITへ留学し、サムエルソン、ソロー、トービンなど経済学の巨人たちから教えを受け、経済学の頂点を目指す。だが、新古典派からケインズに軸を移すことによって、学者としては世界の潮流から離れることになった……。岩井氏の軌跡は挫折と苦悩に満ちたものであった
●知の巨人たちの知られざる素顔
  本書を通読すると、岩井理論に加え、様々な経済学説のエッセンスを吸収できる。さらに、経済学に脳科学の成果を取り込もうとする最近の経済学界の動きや、『21世紀の資本』が世界でベストセラーとなっているトマ・ピケティ氏の研究などへの言及もあり、最先端とされる研究分野を評価する座標軸を手にできる。
また、岩井氏が接してきた知識人たちの群像も楽しめる。▽(米国で多くの接点を持った経済学者=いずれもノーベル経済学賞を受賞)サムエルソン、ソロー、トービン、クープマンス、モディリアーニ、アカロフ、スティグリッツ、マートン、ダイアモンド……▽(東京大学などで交流を深めた日本の経済学者)宇沢弘文、小宮隆太郎、根岸隆、浜田宏一、青木昌彦、猪木武徳、石川経夫、奥野正寛、吉川洋……▽(エール大学や、「ニューアカデミズム」ブームの母体となった「ゼロの会」などで親しくなった文化人)加藤周一、武満徹、柄谷行人、三浦雅士、中沢新一、浅田彰、山口昌男。彼らは岩井氏にどんな影響を与えてきたのか、興味深いエピソードが満載の書でもある。

目次

第1章 生い立ち―「図鑑」から経済学へ
第2章 MIT留学―学者人生における早すぎた「頂点」
第3章 エール大学―『不均衡動学』を書く
第4章 帰国―「シュンペーター経済動学」から「資本主義論」へ
第5章 日本語で考える―『ヴェニスの商人の資本論』から『貨幣論』へ
第6章 再び米国へ―「日本経済論」から「法人論」へ
第7章 東京とシエナの間で―「会社統治」論から「信任」論へ
第8章 残された時間―「経済学史」講義からアリストテレスを経て「言語・法・貨幣」論に

商品詳細

出版社名
日本経済新聞出版社
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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