明治の翻訳ディスクール 坪内逍遙・森田思軒・若松賤子

高橋修/著

発売日:2015年2月

  • 明治の翻訳ディスクール 坪内逍遙・森田思軒・若松賤子
  • 明治の翻訳ディスクール 坪内逍遙・森田思軒・若松賤子
ISBN
978-4-89476-729-4
著者情報
高橋 修(タカハシ オサム)
1954年、宮城県生まれ。上智大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専攻は日本近代文学。共立女子短期大学文科教授

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商品説明

〈人称〉の翻訳とは? 関係指向性の強い日本語の文法において、〈人称〉の問題は歴史的に特別な位置を占めてこなかった。〈人称〉という概念そのものが西洋文化摂取の過程で移入されたといえる。ならば、〈人称〉を意識化することが、表現史的にどのような意味があったか。井上勤訳『魯敏孫漂流記』(明治16年)、坪内逍遙訳『贋貨つかひ』(明治20年)、森田思軒訳『探偵ユーベル』(明治22年)等を取り上げながら解き明かす。

目次

第1部 “人称”の翻訳(“人称”の翻訳・序説
“人称”的世界と語り―ジュール#ヴェルヌ『拍案驚奇地底旅行』
変換される“人称”―坪内逍遙訳『贋貨つかひ』
“探偵小説”の試み―坪内逍遙訳『種拾ひ』
「周密体」と人称―森田思軒訳『探偵ユーベル』
“自己物語”の翻訳―森鴎外訳『懺悔録』
“人称の翻訳”の帰趨―坪内逍遙『細君』)
第2部 言語交通としての翻訳(「媒介者」としての翻訳
“教養小説”の翻訳―丹羽純一郎訳『欧州奇事花柳春話』
『花柳春話』を生きる―坪内逍遙『新磨妹と背かゞみ』
「探偵小説」のイデオロギー―内田魯庵訳『小説罪と罰』
翻訳される「子どもらしさ」―若松賤子訳『小公子』)
第3部 冒険小説の政治学(明治期のロビンソナード
ナショナリズムの翻訳―矢野龍溪『報知異聞浮城物語』
「海洋冒険小説」の時代―『冒険奇談十五少年』の背景
「冒険」をめぐる想像力―森田思軒訳『冒険奇談十五少年』)

商品詳細

シリーズ名
ひつじ研究叢書 文学編7
出版社名
ひつじ書房
フォーマット
単行本

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