巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト
発売日:2015年2月
- ISBN
- 978-4-06-257902-5
- 著者情報
- 武村 政春(タケムラ マサハル)
1969年三重県津市に生まれる。1998年名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋大学助手等を経て、東京理科大学理学部第一部准教授。専門は、生物教育学、分子生物学、細胞進化学
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商品説明
次々と発見される巨大ウイルスは、サイズが大きいだけでなく、多彩な遺伝子を持ち、細胞性生物に近い機能を備えているものもいる。これらの新発見により、「ウイルスは生物ではない」という定義が揺らぎ、巨大ウイルスは未知の生物グループ(ドメイン)ではないかという議論が湧き上がってきた。最先端のウイルス研究が「生物とは何か」をあらためて問い直す。
2013年7月、「超巨大ウイルス」に関する第1報が、科学誌『サイエンス』に掲載された。発見当初は「新しい生命の形」というニックネームが与えられていたというこの巨大ウイルスは、論文では「パンドラウイルス」という名が付けられていた。むろん、その名の由来はギリシア神話の「パンドラ」である。
当初、このウイルスが「新しい生命の形」と名付けられたのには理由があった。その姿が、それまでのウイルスとは大きく異なっていたからだ。かといって、これを生物とみなすにはあまりにもウイルス的であった。ウイルスでもない。生物でもない。だとしたら、これまでに全く知られていない新たな生命の形なのではないか。そもそも、「生物」とはいったい何なのだろうか?
現在、生物の世界は3つのグループ(ドメイン)に分けられることになっているが、ウイルスはそれにあてはまらない。しかしもしかしたら、新たな「第4のドメイン」が付け加わることになるかもしれない。そんな議論が巻き起ころうとしている。
巨大ウイルスには、パンドラウイルスのほか、ミミウイルス、ママウイルス、メガウイルス、ピトウイルスなどが発見されている。本書は、そんなウイルスたちと、彼らにまつわる生物たちの話である。(「近刊情報」より)
目次
第1章 超巨大ウイルスの発見(ミミウイルスの発見
そもそもウイルスとは何か
続々と発見される巨大ウイルス
パンドラウイルスとは何か
眠りから覚めた超巨大ウイルス)
第2章 第4のドメインとは何か(核細胞質性巨大DNAウイルス
生物の分類とrRNA遺伝子
3ドメイン説
第4のドメインと新たな提案
迷走する議論―ウイルスは生きている?生きていない?)
第3章 「生きている」とはどういうことか(生物とは何か、細胞とは何か
ウイルスが先か、細胞が先か
ウイルス工場とヴァイロセル
細胞核は生きている?
ミトコンドリアと葉緑体)
第4章 新しい初期生命進化論へ(細胞核と巨大DNAウイルスとの関係とは
巨大DNAウイルスと生物の進化
アンフォラ(壷)型ウイルスの進化・私案
巨大DNAウイルスが語りかけるもの)
商品詳細
- シリーズ名
- ブルーバックス B-1902
- 出版社名
- 講談社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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