かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。
発売日:2015年2月
- ISBN
- 978-4-06-219284-2
- 著者情報
- 最果 タヒ(サイハテ タヒ)
詩人・小説家。1986年、神戸市生まれ。2006年、第44回現代詩手帖賞を受賞。2008年、『グッドモーニング』(思潮社)で、当時女性最年少の21歳で、第13回中原中也賞を受賞。2014年に出版した『死んでしまう系のぼくらに』で大きな注目を集めた。『群像』『文藝』『早稲田文学』などにて、小説家としても活躍している
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商品説明
少女たちは、いつだって青春を戦っている。どこにでもありそうで、どこにもない、たったひとつの女の子たちの物語。詩集『死んでしまう系のぼくらに』で世界を震わせた、今、最も注目される詩人が紡ぐ、初めての長編小説―。
詩集『死んでしまう系のぼくらに』で世界を震わせた、
今、最も注目される詩人・最果タヒが紡ぐ、初めての長編小説――。
少女たちは、いつだって青春を戦っている。
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きみがぼくに使うかわいいという言葉が、ぼくを軽蔑していない、その証拠はどこにあるんだろう。好きとも嫌いとも言えないなら、死ねって言っているようなものだと、いつだってきみは、怒っている。ぼくは、きみを好きでも嫌いでもないまま、優しくありたい。かすかな、死の気配でありたい。
愛情で語れる友情は、ただの代替品でしかない。
きみが孤独なふりをするあいだ、ぼくはきみと友達でいる。光る波がおしよせて、ひいていく。きみの足首がぼくと同じで、ただそこにあることを、だれにも証明ができない。
孤独になれば、特別になれると、思い込むぼくらは平凡だ。制服がかろうじてぼくらを意味のあるものにしてくれる。
きみは、どんな大人になるかな。
あたりさわりのない、この世にいてもいなくても変わりない、誰かになるのかな。
幻滅が存在しないのは、友情だけだよ。海が告げる。きみは立っている。
ぼくの友達。
(詩・最果タヒ)
==============================(「近刊情報」より)
商品詳細
- 出版社名
- 講談社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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