桑港特急
発売日:2015年1月
- ページ数
- 557p
- ISBN
- 978-4-16-390195-4
- 著者情報
- 山本 一力(ヤマモト イチリキ)
1948年、高知県生まれ。都立世田谷工業高等学校電子科卒業。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連の商社勤務などを経て、97年「蒼龍」で第七十七回オール讀物新人賞受賞。2002年『あかね空』で第百二十六回直木賞を受賞
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商品説明
江戸末期の文政年間、小笠原の父島に漂着した娘とアメリカ人の元捕鯨船乗りの間に生まれた兄・丈二、弟・子温。米国の捕鯨船フランクリン号の副長だった弱冠二十歳の日本人・ジョン・マンとの運命的な出会いにより、大航海への夢を二人は募らせていく。当時、海の向こうのアメリカは西部のゴールド・ラッシュで沸いていた。一攫千金を夢見た人々が殺到し、一族の事業拡大を狙うチャンタオも、片腕のルーパンとサンフランシスコ(桑港)へ向かう。途中立ち寄った父島では、丈二と子温の素質を見抜き船に乗せた。無事にたどり着いた新天地でルーパンはパンダ作業着店を開業。店を手伝う丈二と子温たちが、妻を殺したサントス一味に復讐を誓うリバティー・ジョーと出遭ったことから思わぬ展開に―卑怯な手段も辞さず罪なき人々も簡単に命を奪うが、用心深い極悪集団を相手にはじまった大作戦。日・米・中の友情と勇気が仕掛けた死闘の行方はいかに!?
大海原を越え、黄金の新大陸へ――小笠原出身の兄弟と男たちの大冒険活劇!
江戸末期の文政年間、小笠原の父島に四人の娘たちが漂流した船で流れ着いた。彼女たちを助けたのはアメリカ人の元捕鯨船乗りであった。やがて彼らは結婚し子宝にも恵まれた――本書の主役となる兄弟、兄・丈二、弟・子温たちの誕生である。鎖国中の日本ゆえ、日本に戻ることはできないが、父島を攘夷駆逐の拠点とすべくやってきた公儀御用達船によって、武器の援助や稲作や醸造技術の伝達なども行われ、丈二と子温はすくすくと育っていく。そして1847年、米国の捕鯨船フランクリン号が寄航し、そこに乗っていたのは若干20歳の日本人・マンジロウであった。著者の山本一力氏のライフワークである大河小説「ジョン・マン」シリーズで描かれていれる偉人との運命的な出逢いによって、兄弟の視線はアメリカへと向けられた。
さて、当時のアメリカへと目を向けると、1848年、ドイツ人農場主サッターの使用人、マーシャルが砂金を発見した。これが後にいうカリフォルニアのゴールドラッシュのはじまりである。砂金の発見を秘匿しようとしたものの、噂は爆発的に広まり、一攫千金を夢見た人々が殺到するようになった。それはアメリカ国内に留まらず、ヨーロッパやアヘン戦争によって開国した清国からの船も西部を目指したのである。彼らに混じり、丈二・子温の兄弟も新大陸での成功を夢見て、航海へと乗り出していく。
まだまだ開拓が十分でない地域に開通したのは、掘り出された金を運搬する駅馬車。さらに丈夫な帆船の布を使ったズボン作り……実際の歴史上の事実とリンクしつつ、山本作品らしい創意工夫する商売人らが登場する一方で、巨大な富につけこむ者たちが登場する。特にサントス一味は銀行強盗を襲い、罪なき人々さえも手にかける極悪人集団。用心深く卑怯な手段も辞さない奴らとの死闘の行方はいかに!?(「近刊情報」より)
商品詳細
- 出版社名
- 文藝春秋
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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