起き姫 口入れ屋のおんな
発売日:2015年1月
- ページ数
- 308p
- ISBN
- 978-4-16-390188-6
- 著者情報
- 杉本 章子(スギモト アキコ)
1953年、福岡県生まれ。1979年儒者寺門静軒を題材にした「男の軌跡」で歴史文学賞佳作を受賞しデビュー。1989年浮世絵師小林清親を主人公にした『東京新大橋雨中図』で直木賞受賞。2002年『おすず―信太郎人情始末帖』で中山義秀文学賞
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
浮気相手との間に子まで生した夫との縁を切り、実家に戻っても居場所がなかったおこう。器量が逆に災いして奉公先を次々に変えるも、容色を武器にすることをきっぱり断るお島。嫁をいびり追い出したと噂されるお久米。妾奉公を自ら望んでやってきたお雪。あらぬ盗みの疑いをかけられた女中頭のお徳―。人と人との縁を結ぶ「三春屋」で女たちの運命は変わってゆく…著者3年ぶりの傑作最新刊!名手の紡ぐ江戸の人生模様。
大店からの離縁を機に口入れ屋の女主人へ!
名手が描く江戸の人情模様――。
もつれにもつれた夫との離縁話の原因は、そもそも二人に子供ができないことだった。大店の金物問屋「金長」に望まれて嫁いだおこうだが、夫・富之助はあろうことか浮気相手である別家の娘・おけいとの間に男児まで生す。別嬪だが滅法気の強いおけいは、赤ん坊を連れて家へまで乗り込み、挙句、おこうは婚家を離れる決心をした。
しかし、水菓子問屋の実家に戻ってもおこうに安息は訪れない。兄は裏で年上女房が指図したのか商い拡張のため、亡き父がおこうのためにかつて用意した200両の持参金――離縁によって独り身のおこうの手元に戻った命金を貸せと迫る。貸したら最後、きっとその金は戻らない。揉め事にほとほと嫌気がさした時、思い出されるのは自分を可愛がってくれた元乳母のおとわのことだった。
13歳で別れたおとわの行方を捜そうと父の代の店を支えた番頭を訪ねると、おとわは奉公人の周旋や仲介などをする口入れ屋「三春屋」を開いているという。同時におこうが先代の旦那、つまり自分の父との男女の仲だった過去を聞かされて戸惑うが、正月、おこうはおとわに会いにゆく。十余年ぶりに会うおとわは、病で寝込んでいた。聞くところによると年末にだいぶ血を吐いたのだという。そこでおこうは相談を持ちかけた。
「ねえ、あたしを三春屋で雇ってくださいな。お願いします」
雇い人と奉公人の仲立ちをして話をまとめるのが口入れ屋の稼業、人様と人様の縁を結ぶものだといっても、時にはお妾の周旋をすることもあるこの仕事は、お嬢様育ちにはとても無理だとおとわは断るが、「小さいときから弱虫のくせせいて強情っぱり。言い出したら後へは退かない」のに根負けし、おこう三春屋に落ち着いた。
一年半後おとわは逝くが、おこうは三春屋の女あるじとして、己の美貌を武器にせず女中奉公を希望するお島(「夕すずめ」)、生き別れの息子と再会したおはま(「去年今年」)、妾奉公を希望するお雪(「夜長月の闇」)らの縁を結ぶうちに、自らにも思いがけない縁を受け入れることに……時に温かく、時に冷酷な江戸の人生模様を、名手・杉本章子が切り取った傑作時代小説!(「近刊情報」より)
商品詳細
- 出版社名
- 文藝春秋
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。