チベットに舞う日本刀 モンゴル騎兵の現代史
発売日:2014年11月
- ISBN
- 978-4-16-390165-7
- 著者情報
- 楊 海英(ヨウ カイエイ)
1964年、南モンゴルのオルドス高原生まれ。モンゴル名オーノス・チョクトの日本語訳は大野旭。北京第二外国語学院大学アジア・アフリカ語学部日本語学科卒業。同大学助手を経て、1989年来日。総合研究大学院大学博士課程修了。現在、静岡大学人文社会科学部教授。専攻、文化人類学。博士(文学)。『墓標なき草原―内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上下)』(岩波書店)で、第十四回司馬遼太郎賞を受賞
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商品説明
日本の陸軍士官学校で学んだ最強の騎兵軍団、その悲劇の興亡。「日本刀」と「騎兵」が織りなすチベットとモンゴルの悲劇の歴史を、南モンゴル生まれの著者が、重厚で複眼的な歴史観に基づいて、現地取材も行ない見事に再現!
本書はモンゴル人とチベット人の歴史だけでなく、日本人の歴史でもある。
しかし、本書はモンゴル人の軍功史ではない。二十世紀を駆け抜けたモンゴル人と日本人の近代化の歴史である。近代化への脱皮の形はいろいろあるが、モンゴルと日本の場合は、それが「日本刀」と「騎兵」だったのである。本書は、モンゴルとチベットの悲劇にまつわるさまざまな側面を「日本刀」と「騎兵」を歴史のキーワードとして取り上げている。
本来騎兵といえばルーツはモンゴルであり、チンギス・ハーンを想起する日本人も多いだろう。その騎兵戦術をモンゴルの侵略を受けたヨーロッパが改良。それを、元寇も体験した日本が明治維新以降学び、日清日露戦争を勝利に導いていった。その日本の進んだ騎兵術や馬術や軍事戦略を、今度はモンゴルの青年が日本から学んだというのも、歴史の不可思議であるといえよう。
そうした「日本刀」と「騎兵」が、織りなすチベットとモンゴルの悲劇の歴史、現代史の空白を本書によって、少しでも埋めることができれば、著者として望外の喜びである(著者「はじめに」より要約)(「近刊情報」より)
目次
第1部 民族の自決(青春の習志野
燃ゆる興安嶺
狼煙あがるホルチン草原
馬蹄轟く天安門)
第2部 中国の傭兵(「ヨーロッパの中世よりも暗黒」なチベット
武功輝くタングラ山
血潮滾るジュクンド
サムライたちの崑崙
意気揚々青海湖
女神の崑崙路
悲恋の玄界灘)
商品詳細
- 出版社名
- 文藝春秋
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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