あいだと生命 臨床哲学論文集
発売日:2014年11月
- ISBN
- 978-4-422-11538-2
- 著者情報
- 木村 敏(キムラ ビン)
1931年(昭和6年)生まれ。1955年京都大学医学部卒業。1961‐1963年ミュンヘン大学精神科に留学。1969‐1970年ハイデルベルク大学精神科客員講師。1974‐1986年名古屋市立大学医学部教授。1986‐1994年京都大学医学部教授。1992‐2001年日本精神病理学会理事長。1995‐2001年龍谷大学国際文化学部教授。2004‐2005年立命館大学文学部哲学科客員教授。現在、京都大学名誉教授。京都博愛会病院顧問。河合文化教育研究所主任研究員・所長
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商品説明
患者が自己について物語る物語は、患者固有のもの、患者にとって主観的なものであると同時に、それを聞き取る精神科医固有のもの、精神科医にとっても主観的なものであるという意味で、いわば「二重の」一人称性、「二重の」主観性をおびている。精神医学的な診察においても、量子力学とよく似た「観測問題」を論じることができる、といってもよい。ストーリーからプロットが浮かびあがるdual personalityの場面で…そのプロットが生む未来へ開かれた推進力、ストーリーの内的な生命力。
日本の精神医学・精神病理学に比類なき足跡を残してきた著者は、人間の生身の姿を丸ごととらえる現象学の立場から、こころの「病理」のみにとらわれずに人の生きざまの本質をつかむ「臨床哲学」という考え方を、十数年来、提言してきた。本書はそのそうした長年の思索が積み重なった集大成として編まれた。木村人間学の「病むことと生きること」への深いまなざしを凝縮させて抽出し、待望の論文集がここに成る。(「近刊情報」より)
目次
序論に代えて―西田哲学と私の臨床哲学
1章 自他の「逆対応」
2章 物語としての生活史
3章 私と汝の病理
4章 生命・身体・自己―統合失調症の病理と西田哲学
5章 中動態的自己の病理
6章 自己の「実像」と「虚像」
7章 自分が自分であるということ
8章 あいだと生死の問題
商品詳細
- 出版社名
- 創元社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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