自爆営業 その恐るべき実態と対策
発売日:2014年5月
- ISBN
- 978-4-591-14027-7
- 著者情報
- 樫田 秀樹(カシダ ヒデキ)
1959年、北海道生まれ。岩手大学卒業後、NGOのスタッフとしてソマリアの難民キャンプで2年間活動したあと、マレーシア・ボルネオ島の熱帯林の先住民族と関わったことを機に、マスコミが扱わない環境問題や社会問題などの取材活動に入る。ハンセン病を描いたルポ「雲外蒼天」で第一回週刊金曜日ルポルタージュ大賞報告文学賞を受賞
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商品説明
誰もが会社での自己実現を夢見て入社するが、組織によっては利益を優先するあまり理不尽な労働環境を強いる。それに順応できない人は、経済的に圧迫され精神を病み、休職や退職…ついには自殺に追い込まれることもある。本書では、各業界の自爆営業の実態を明らかにし、そこから脱出するための具体的な方策を提示する。
各業界に広がる「自腹でノルマ」の
恐るべき実態と対策を初めて暴く!
昨年11月、菅官房長官の異例のコメントで
大きな話題となった「自爆営業」。
郵便局員の年賀はがきノルマ達成のための
金券ショップへの持ち込みがきっかけに。
1万枚もの年賀はがきを持ち込むケースも。
そうなると、7万円近く自腹を切ることになります。
しかも、この悪弊はさまざまな業種に蔓延しており
私たちを追い詰めています。
その恐るべき実態とどう対処すればいいかを
初めて一冊にまとめます。
著者は5年以前から「自爆営業」の取材を続けています。
郵便局内での「反省文」「お立ち台」…
その恐るべきリアルな実態には誰もが戦慄するはずです。
●コンビニエンスストア(アルバイト)
一個3000円のクリスマスケーキのノルマが各人17個。
お歳暮も同様のノルマ。達成できないと自腹を切らされる。
●アパレル
毎月、自腹で自社製品を「試販」として交わされる。
新店舗の売り上げをアップさせるためと全社員から
現金2万円を徴収されたこともある。
●紳士服量販店
自宅には、自社のスーツがあふれ、
ある店長は数百万円自腹を切ったという。
●外食チェーン
消費期限切れの食品を自腹で買い取らされる。
高いステーキ肉なのに捨てたことがある。
(あとがきより)
自爆営業が行われている会社は、
赤字の穴を社員の懐で埋めようとする。
これがまかり通るのは、
一つには理不尽な社是に従う労働者がいるから。
一つには、パワハラや懐柔などでもって、
社員を自分の意に従う奴隷のごとくの
存在に仕立て上げる経営者がいるから。
この二つは、コインの表と裏だ。
私が自爆営業を取材して痛感したのは、
自爆営業は、経営難への方策などではなく、
絶対に間違っているということだ。
自爆営業には、パワハラや長時間サービス残業、
低賃金などの問題がつきまとう。
その結果、いったいどれだけ多くの人が、
心と尊厳を傷つけられ、体が悲鳴を上げ、
精神を病み、休職に追い込まれたことだろうか。
自分や家族が生きるためと思って受忍した自爆営業が、
結局は、自身の心、肉体、精神や生活を破壊させる。
しなければよかったと後悔したときには遅い。(「近刊情報」より)
目次
第1章 全国の郵便局にはびこる自爆営業
第2章 なぜ自爆営業をしなければならないのか
第3章 他業種に広がる自爆営業
第4章 自爆営業の背景にあるもの
第5章 自爆営業を拒否するために
第6章 自爆営業は必要ない
商品詳細
- シリーズ名
- ポプラ新書 033
- 出版社名
- ポプラ社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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