環 歴史・環境・文明 vol.57(2014Spring)「〈特集〉今、「国家」を問う」

発売日:2014年4月

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  • 環 歴史・環境・文明 vol.57(2014Spring)「〈特集〉今、「国家」を問う」
巻の書名
〈特集〉今、「国家」を問う
ISBN
978-4-89434-967-4

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商品説明

〈特集〉今、「国家」を問う
国家とは何か?今、内憂外患の時を迎え、国家ビジョンを求める声が少なくない。(国民)国家はどのように誕生し、国家と国民との関係はいかにあるべきかを、今あらためて問い直す!

まもなく東日本大震災から三年が経とうとしているが、震災発生から現在に至るまで、被災者支援にも、原発事故後の収拾にも、国家の体をなしていない日本の実態が露呈された。
省みれば、日本という国は、敗戦・占領を経て、米国への政治的・経済的・軍事的依存をますます強め、国家としての自立が不確かなまま放置されている。沖縄問題であれアジア諸国との関係であれ、国家の自立がなされぬことの所産といっても過言ではない。国家の自立なくして、「衛生」(後藤新平)という国家の根本的役割を果たすことはできないのである。
しかし、近代国家の形成と、それに並行した産業化が進展する過程において、伝統的な共同体は分断・解体を余儀なくされ、そうした共同体に支えられた庶民の生の根底が掘り崩され、自生的な伝統的な文化が衰退の一途を辿ってきたことはいうまでもない。近代国家という形態の確立は、人々の「自治」を奪うことと表裏一体でもあったのである。
とはいえ、環境問題のみならず、金融面や情報面にもグローバル化がますます進展しつつある今日、地球上の各国家は、国家間システムの渦中で生き残りを模索することを余儀なくされるとともに、各国は、国境を越えたグローバルな影響の下に置かれざるをえない。そうした現状においては、国家という枠組みが、そのなかで存在する国民やその文化にとって、国際社会と対峙するうえでの「防波堤」の役割をも果たしていることは否めない。一国民であるわれわれは、国家という“外皮”無しにいきなり地球の表面に放り出されているのではなく、自覚の有無にかかわらず、国民国家への帰属を前提とした生を送る状況にあるのだ。
そうした「国家」の役割を無視することなく、国家から自立した「生」を奪回する可能性はあるのか。そのときの立脚点として、国際社会における「公共性」とともに、国内においても、国家に包摂されない「公共」を作り上げることは可能なのか。
本特集では、国民国家成立以前の国家観にまで遡りつつ、国家としての自立/国家からの自立の両面を視野に収めながら、あらためて「国家」について考えてみたい。(「近刊情報」より)

目次

■■ 特集:今、「国家」を問う ■■

〈座談会〉「今、「国家」を問う
 小倉和夫+宮脇淳子+小倉紀蔵+倉山満
国家、国民、法服貴族 P・ブルデュー(立花英裕=訳・解題)
国民国家の誕生 宮脇淳子
民族と国家〔「ナシオン」と「民族」の隘路をくぐり抜けて〕 田中克彦
琉球にとって国家とは何か 松島泰勝
現代国家論と日本〔衰退と劣化を免れられるか〕 宇野重規
夢想=妄想としての「仮想国家2.0」 西垣通
軍事と国家 佐瀨昌盛
紛争する国家 伊勢﨑賢治
原発と国家〔利権と強権と核武装〕 鎌田慧

商品詳細

出版社名
藤原書店
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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