新幹線50年の技術史 高速鉄道の歩みと未来
発売日:2014年4月
- ISBN
- 978-4-06-257863-9
- 著者情報
- 曽根 悟(ソネ サトル)
東京大学名誉教授。1939年東京都生まれ、1962年東京大学工学部電気工学科卒、東京大学助教授、東京大学教授、工学院大学教授を経て、現在、同大学特任教授、同大学の鉄道講座を主宰。2005年から8年間、JR西日本の社外取締役を務める。内外の鉄道雑誌への寄稿多数
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商品説明
1964年に誕生した新幹線は、大量の高速輸送を安定に実現するために、重量オーバー対策での線路の作り直し、ダイヤの改訂など、さまざま試行錯誤を繰り返してきた。開発された技術が海外に大きな影響を及ぼした一方で夜行列車や貨物新幹線など、実現しなかった構想もある。本書では、新幹線50年の歩みを技術中心に振り返り、整備新幹線やリニアなどの将来像を展望する。新幹線と人生を共にした筆者による渾身作。
1964年に世界初の高速鉄道として日本に誕生した新幹線は、2014年で50年を迎えた。新幹線の技術的ルーツが初めて世間に向けて発表されたのは「超特急列車 東京-大阪3時間への可能性」という1957年に開かれた講演会のことである。そこを起点とすれば57年になる。
当時、急速に劣化が進んでいた日本国有鉄道という組織の中で、新幹線は営業面でも技術面でも唯一の明るい部門であった。国鉄末期には停滞した時期もあったが、1987年に国鉄の分割・民営化が断行されて、新生JRによって再び活気を取り戻した。
極東の小国が自力で世界一の高速鉄道を造り、営業的にも大成功を収めたことに、鉄道先進国を自負していたヨーロッパ諸国は急追の動きを見せた。1981年にはフランスが新幹線を参考にして、また他山の石としてTGVというシステムを作り上げ,明確に世界一の座に就いた。
さらにその後、鉄道技術では後進国とのイメージが強かったスペインや中国によって、世界の高速鉄道の地図は大きく塗り替えられた。そのかげで、元祖新幹線には時代遅れや色あせたイメージさえつきまとうようになってきた。
一方で、災害大国でもある日本で、新幹線は奇跡ともいえるような安全実績を更新中であり、なお日本の新幹線には世界に貢献できる優れた技術も少なくない。日本の優れた技術と諸外国に見られる積極的な発想とを組み合わせれば、国の内外で鉄道の社会的役割が一層高められるであろう。
このように、新幹線が歩んできた50年の歴史を技術の視点で振り返りながら、リニア中央新幹線の建設も見据えて将来像を考えていく。新幹線ともに鉄道技術人生を歩んできた筆者による渾身作。(「近刊情報」より)
目次
第1章 高速鉄道の元祖
第2章 新幹線の建設と開業
第3章 JR発足と速度記録への挑戦
第4章 列車ダイヤとサービスの変遷
第5章 リニア中央新幹線の建設
第6章 世界的に見た新幹線の技術
第7章 新幹線の近未来像
商品詳細
- シリーズ名
- ブルーバックス B-1863
- 出版社名
- 講談社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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