唐代伝奇小説論 悲しみと憧れと

小南一郎/著

発売日:2014年3月

  • 唐代伝奇小説論 悲しみと憧れと
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ISBN
978-4-00-025954-5
著者情報
小南 一郎(コミナミ イチロウ)
1942年、京都市に生まれる。1969年、京都大学文学研究科博士課程単位取得退学。京都大学人文科学研究所教授、龍谷大学文学部教授を歴任。現在は、泉屋博古館館長、京都大学名誉教授。専攻は、中国古代伝承文化史研究

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商品説明

人々は、憧れを抱くゆえに、現実の中で、多くの悲しみに遭遇せざるを得ない。貫くことの難しい恋人との関係や、思うにまかせぬ立身出世。唐の士大夫階層に属する作者たちの小説創作は、どのような価値観にかたちを与えようとする営みだったのか。一面の古鏡の喪失に託して一門の衰亡を悲しむ「古鏡記」、女性を捨てたことを自己弁護しつつ、悔恨をにじませる「鶯鶯伝」、長安という大都市に集中した、様々な階層の伝承の上に成り立つ「李娃伝」、女性のせつない願いに背いた主人公が受ける応報を描く「霍小玉伝」などの代表作品を取り上げ、唐代の社会の中で伝奇小説が果たした役割を読み解く。

いつの時代も不条理に満ちた現実社会。悲恋や立身出世を描く作品群はどのような思いを込めて創作されたのか。(「近刊情報」より)

目次

序論―語りの場から作品へ(語りの場
語りの内容と形式
作品の形成―伝と伝奇)
第1章 古鏡記―太原王氏の伝承(「王度古鏡記」の形成
「文中子中説」の形成
太原王氏の伝承
門閥の命運と宝器)
第2章 鶯鶯伝―元白文学集団の小説創作(伝奇小説と歌行詩
尤物論
夢遊春
婚仕の際)
第3章 李娃伝―長安のまちと人々(李娃の性格
下降から上昇へ
「李娃伝」の多層構造)
第4章 霍小玉伝―伝奇小説の挫折(「霍小玉伝」のあらすじ
李益と蒋防
色愛と婚仕と
豪侠たち
伝奇小説の挫折)

商品詳細

出版社名
岩波書店
フォーマット
単行本

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