ビキン川のほとりで 沿海州ウデヘ人の少年時代「増補改訳」
発売日:2014年3月
- 版数
- 増補改訳
- ISBN
- 978-4-8329-3385-9
- 著者情報
- カンチュガ,アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ(カンチュガ,アレクサンドルアレクサンドロヴィチ)(Канчуга,Александр Александрович)
ウデヘ人。1934年11月2日ロシア沿海州ポジャルスキー地区カヤル村生まれ。父アレクサンドル・ペトローヴィチ・カンチュガ(1910‐1974)、母ニーナ・ガリモヴナ・カンチュガ(1911‐1974)。1937年メタヘザ村へ、40年にはシャイン村に転居。43年から53年まで学校に通ったあと、ハバロフスクの師範大学で学ぶ。ロシア語と文学の教師として56年から教職につく。58年、ロシア人女性ファイナ・ニコラエヴナと結婚。59年からクラスヌィ・ヤール村に転居
津曲 敏郎(ツマガリ トシロウ)
1951年福岡県生まれ、北海道に育つ。北海道大学文学部卒業、同大学院修了後、北海道大学助手、小樽商科大学助教授、同教授を経て、北海道大学大学院文学研究科教授。専門は北方少数民族言語学、特にツングース諸語の記述的・類型的研究。1988年以来、中国やロシアをフィールドにツングース諸語の現地調査に従事
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商品説明
漁労と狩猟採集の伝統的な暮らし、豊かな自然ときびしい生活、その中ではぐくまれる親子や兄弟の絆、学校と遊び、あるいは戦争をはじめとする近代の影等々。著者が少年時代を過ごした一九三〇年代から五〇年代はじめのウデヘの暮らしと、少年の目を通して見た「時代」。第一部「少年時代」の旧訳に手を加えるとともに、自伝第二部「青年時代」を合わせるかたちで全体を再構成し、一書にまとめた。
2001年に刊行された『ビキン川のほとりで』(現在品切れ中)の増補改訳版。本書のもとになっているのは,ロシア沿海州の少数民族ウデヘの元教師が,訳者・津曲の勧めで書きためたウデヘ語・ロシア語対訳の自伝原稿である。本来,言語学のテキスト資料として意図したものであるが,極東少数民族の近代の暮しぶりが活きいきと描写されており,読み物としておもしろく,また民族自身による近現代史の証言として,学術的にも他に例を見ないユニークな資料的価値を有している。感受性豊かな少年の目から見た伝統的狩猟採集民としての生活や,ソビエト時代の学校の様子,人々の暮し,そして戦争の影などが,臨場感を込めて語られており,少数民族のライフヒストリーの記録としてきわめて貴重である。ウデヘ人は,黒沢映画で有名な『デルス・ウザーラ』(V. アルセーニエフ著)にも登場する極東少数民族であり,本書のなかにも著者の父がアルセーニエフの探検に同行したというエピソードが含まれている。今回の増補版では,旧版の章立てを再構成して訳文を改訂するとともに,旧版以後の少年から青年へと成長していく過程を第2部として増補する。(「近刊情報」より)
目次
第1部 生い立ちの記(幼い日の思い出
父が語った話
シャインへ引っ越す
父のいない暮らし ほか)
第2部 都会での学校生活(野外調査の手伝い
ハバロフスクへの旅立ち
故郷での休暇
母の民話と身の上話 ほか)
商品詳細
- 出版社名
- 北海道大学出版会
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:Нёула экини
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