現場に学ぶ緩和ケア 聖路加国際病院看護師の実践
発売日:2014年1月
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商品説明
本書は,聖路加国際病院緩和ケア科に勤務する,看護師をはじめ医師,薬剤師その他種々の職種からなるチームによって作り上げられた緩和ケア実践の書である。
1998年に緩和ケア病棟が開設されてから現在まで,多くのスタッフが患者さんとご家族を支え,病棟を支えてきた。本書は歴代のスタッフが築き上げてきたケアの結晶であり,多くのevidenceのうえに,それぞれのスタッフが知識と経験を持ち寄り,知恵と工夫を織り交ぜて実践している。その基本は患者さんが安心して,喜びを感じながら過ごしていただくためである。
患者さんを全人的に支えるためには,身体的,精神的,社会的,そしてスピリチュアルな側面の4つの視点からの評価と対応が求められ,そのいずれもが重要であり,どれが欠けても患者さんを十分に支えることはできない。
院内でともに働きながら常に感心していることがある。それは,病棟スタッフが絶えず患者さんとご家族に対して親身になって関わっていることである。前述の4つの視点を意識させないくらいに自然に関わり,そして優しく温かい。
ケアには知識と技術,経験はもちろん大切であるが,患者さんを支えるためにはそれに加えて,ケアを提供する者自身が温かさを感じてもらえるような人であってほしい。はじめから誰もが自然なケアを行えるわけではない。経験のなかで自信をつけ,次第に習熟してくるものであろう。しかし,それぞれの年齢だからこそできるケアもある。一生懸命さが伝わることで癒される人がいる。穏やかさで癒される人もいる。いろんな人が居てよいのである。いや,居なければならないのだ。
本書で得られたことを生かしながら,あなたらしいケアを提供することで,あなたのそばにいる患者さんやご家族が笑顔のなかで過ごされることを願っている。
目次
第1章 緩和ケアとは
1.緩和ケアの理念
2.緩和ケアのチーム医療
3.緩和ケアにおける看護師の役割
4.緩和ケア病棟と一般病棟の違い
5.倫理的問題
第2章 病名や症状の伝達と援助
1.真実を伝えるときの看護のポイント
2.緩和ケアへの円滑な移行のための援助方法
3.緩和ケアへの移行を受容できないときの対応
第3章 がん疼痛のケア
1.痛みとは?
2.痛みのアセスメント
3.薬物療法
4.がん疼痛緩和のためのケア
第4章 がん疼痛以外の身体的症状の緩和ケア
1.呼吸器症状の緩和ケア
2.消化器症状の緩和ケア
3.泌尿器症状の緩和ケア
4.皮膚症状の緩和ケア
5.倦怠感の緩和ケア
6.口腔トラブルの緩和ケア
7.浮腫の緩和ケア
第5章 精神的ケア
1.終末期がん患者の精神的苦痛と精神的ケアの基本
2.主な精神症状の治療とケア
第6章 スピリチュアルケア
スピリチュアルケア
第7章 日常生活の援助
1.食事,排泄,身だしなみ,活動と休息の援助
2.補完代替療法
3.催し物
4.安全管理―転倒・転落を防ぐ
第8章 在宅における緩和ケア
1.退院への対応
2.外来での緩和ケア
第9章 家族のケア
1.家族のケア
2.遺される子どものケア
3.遺族のケア
第10章 看取りのケア
1.鎮静のガイドラインと薬剤
2.臨終前後に配慮すること
第11章 看護スタッフのストレスマネジメント
緩和ケアにおけるスタッフのストレスとその対処法
第12章 対応が難しい患者さんへの実践ケアマニュアル
1.不安がもたらす怒り
2.レスキュードーズを拒否する
3.治療・ケアを拒否する
4.「食べたい」という希望を叶える
5.トイレかおむつかカテーテルか
6.鎮静をはじめる
7.患者と家族の意見が異なる
8.強いせん妄症状と家族
商品詳細
- 出版社名
- メディカルレビュー社
- フォーマット
- 単行本
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