環 歴史・環境・文明 vol.56(2014Winter)「〈特集〉医療大革命」
発売日:2014年1月
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商品説明
〈特集〉医療大革命
イバン・イリイチが『脱病院化社会』において「医原病」という概念を提起してから40年。今なお専門家によって占有され、巨大化し続ける医療制度への「依存」から脱却した“生の自律”の回復を如何に実現するか。
現代の産業化社会に根本的な批判を加えた思想家、イバン・イリイチが、Medical Nemesis(1975.邦訳『脱病院化社会――医療の限界』)を刊行し、「医原病」という概念を提起してから40年近くが経とうとしている。
イリイチが提起した「医原病」という概念は、医療自体がさまざまなかたちで「病」を作りだしてしまう逆説を指摘するのみならず、医療が専門家に占有された巨大な制度と化し、ごく普通の人びとは、それに依存することが常態となることを鋭く衝いて、その後の「医」をめぐる議論に大きな影響を与えてきた。
現在、とりわけ日本においては、高齢化が進展し、医療そのもののみならず、介護・看護を通じて、「生」を専門家にゆだねる場面が増大しつつある。そうした事態を財政的に支える保険制度が確立されつつある一方、その裏返しとして、爆発的に肥大化する医療・介護など社会保障のコストが大きな問題となっている。しかし、その財源をいかに捻出するかということは、問題の一面にすぎないのではないか。むしろ、人びとの「生」が専門家に占有されるシステムが、社会の隅々にまで行き渡ろうとしているという現状から、問題を捉え直していかなければならないのではないだろうか。
そうした視点に立ち、現在の「医」をめぐる制度の問題点を探ると共に、「生」の自律の可能性を模索するべく、本特集を企画した。(「近刊情報」より)
商品詳細
- 出版社名
- 藤原書店
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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