沈黙の世界

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ページ数
270p
ISBN
978-4-622-08372-6
著者情報
ピカート,マックス(ピカート,マックス)(Picard,Max)
1888‐1965。ドイツのシュヴァルツヴァルトに生まれる。ハイデルベルク大学助手を勤めた後、ミュンヘンで開業する。スイスのルガノ湖畔に居を移し文筆活動を続けた

佐野 利勝(サノ トシカツ)
1918年大阪府に生まれる。1941年京都帝国大学経済学部卒業。1946年京都大学文学部卒業。京都大学・滋賀医科大学名誉教授。2006年死去

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商品説明

沈黙は言葉の放棄と同一のものではない。沈黙は決して、言葉が消失したあとに取り残されたような、見すぼらしいものではない。沈黙は或る種の全きもの、自己自身によって存立する或るものなのである。沈黙は言葉とおなじく産出力を有し、言葉とおなじく人間を形成する。ただ、その程度が違うだけである。沈黙は人間の根本構造をなすものの一つなのだ。(…)読者はこの本によって、言葉を軽視するような誤った結果にたち到ってはならない。人間が人間として存在し得るのは、言葉によるのであって、沈黙によるのではないのである。

『われわれ自身の中のヒトラー』に並ぶ、著述家M・ピカート(1888‐1965)の主著。言葉、歴史、芸術など様々な事物と「沈黙」との関わり、人間が自立的で主体的な存在としてあるための「沈黙」の意味を探る。「騒音語が万事をならし、均等化してしまう」世界はいかにして生まれてくるのか、緊密な筆致で綴る。新版刊行にあたり、エマニュエル・レヴィナス「マックス・ピカートと顔」を付す。(「近刊情報」より)

目次

沈黙の相
始原の現象としての沈黙
沈黙からの言葉の発生
沈黙と、言葉と、真理
言葉における沈黙
沈黙と言葉との中間にある人間
沈黙におけるデモーニッシュなるものと言葉
言葉と身振り
古代の言葉
「自己」と沈黙〔ほか〕

商品詳細

シリーズ名
始まりの本
出版社名
みすず書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:DIE WELT DES SCHWEIGENS

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