精神医療 no.72(2013)「特集大震災と原発事故被災 こころのケア・3年目の現実」
発売日:2013年10月
- 巻の著者
- 浅野弘毅/責任編集 近田真美子/責任編集
- 巻の書名
- 特集大震災と原発事故被災 こころのケア・3年目の現実
- ISBN
- 978-4-8265-0586-4
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商品説明
3.11東日本大震災とその後に勃発したフクシマ原発事故の過酷被災は、3年目を迎えてもなお、遅遅として進展しない復興と同じように、こころの襞に滲んだ傷跡は癒されることなく傷口を空けたまま時間だけが空しく消費されていく。寝食を忘れて地域の医療を担って孤軍奮闘し、さらに全国各地から多くの医療スタッフの支援によって支えられ、何とか立ち直るために身を挺したあの日からまる2年という時間が経過し3年目を迎えたが、医療と福祉のケアスタッフの渾身の努力にも拘わらず、風化していく現実を押し止めることは難しい。
フクシマの現実は、かつてあった地域も住民も家族も四分五裂のままで、国も行政も手をこまねいているだけで、有効な政策を指し示せないまま汚染と除染が繰り返され、「放射能のことを心配し過ぎるほうが、健康によくない」「放射線は、正しく怖がることが大切です」「放射線よりタバコや交通事故のほうが危険だ」といった人間の思考力を減退させる「減思力」の強調・宣伝がまかりとおっている。
あの素晴らしい大地を再び蘇らせるために、医療と福祉の最前線を担ったスタッフによってこの間の活動の軌跡を明らかにした総力編集。
目次
特集 大震災と原発事故被災―こころのケア・3年目の現実(巻頭言 風化に屈しない、屈してはならない
座談会 こころのケア・3年目の現実
支援者と働く人々のケア―東日本大震災の経験から
こころのケアとしての、“減思力”の防止―『放射線と被ばくの問題を考えるための副読本』をつくって
被災地支援のアウトリーチ活動と求められるチーム作りについて―福島県相双地区のこころのケアセンターの取り組みから
みやぎ心のケアセンターの活動―2年の活動から今後の活動を見据える
からころステーションからの報告―被災地石巻圏のこころのケアと精神保健
岩手県被災地におけるこころのケア―岩手県こころのケアセンター
終わらない原発事故、子どもたちに保養を
なぜ世界の医療団は、「ねむりのコツ講座」によって地域のコミュニケーション力を高める活動をすると決めたのか)
コラム+連載+書評(視点34 生活保護問題について―生活保護を受給する障害者の視点を中心に
連載 互酬性・アニミズム・シャーマニズム・トーテミズム7 人類の共同性のルーツ(4)「シャーマニズムと狂気」(2)
コラム もはや戦後ではない…
連載 引き抜きにくい釘39 精神療法を問う(1)―または白菜を待たない鍋奉行と彼の淡麗な出汁
新連載 35年前の精神病院のこと
書評 『トラウマ』 宮地尚子著(岩波書店刊)
紹介 『精神医療を歩く―私の往診記』 和邇秀浩著(日本評論社刊))
商品詳細
- 出版社名
- 批評社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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