活断層と原子力
発売日:2013年8月
- ISBN
- 978-4-88555-422-3
- 著者情報
- 青柳 榮(アオヤギ サカエ)
1952年生まれ。埼玉大学理工学部卒業、同大学院工学系研究科修士課程修了。1979年財団法人電力中央研究所に入所。使用済燃料輸送容器、高レベル廃棄物貯蔵施設、高速増殖炉実証炉をはじめ原子力の設備・施設の構造問題、耐震問題などに従事。社会経済研究所上席研究員、企画、総務の業務を経て広報グループマネージャー(参事)を歴任。現在、同研究所研究アドバイザー。博士(工学)。専門は応用弾性学、現代技術論
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商品説明
自然を理解するにはさまざまな解釈があり得る。その解釈には、その時々の社会や政治の情勢、さまざまな集団相互の権力や利害などの要素が絡むこともある。きわめて少人数の関係者により、熟議も経ずして、発電所敷地内のマイナーな破砕帯が、一方的に活断層と認定されている。横暴な話の進め方であり、暴走を超えた行為である。
目次
第1章 活断層と地震の種類などに関する予備知識(活断層とはいったい何なのか
地震にはどんな種類があるか
地震のエネルギーとマグニチュード
活断層の調査はどう行うのか)
第2章 地震に関する学問はいかに発展してきたか(明治初頭に遡る地震学や地質学の始まり
20世紀の後半に動き始めた活断層学
実務を重視して発展してきた耐震工学
原子力発電所が抱える耐震リスクと設計裕度)
第3章 発電所敷地内破砕帯を巡る論議を整理する(日本の主要な活断層帯と原子力発電所の位置
発電所敷地内破砕帯に関する有識者会合の議論)
第4章 活断層騒動に潜む学術・運営の問題は何か(活断層に係る専門分野の歴史の不揃いと蓄積の違い
理学者の自然観と工学者の技術観の間に横たわる溝
学術を政策の反省させるプロセスの未熟さと不手際
有識者会合に対して噴出する批判と考えうる改善策)
第5章 原子力の規制行政には何が求められるのか(過去の過酷事故に対するわが国の規制行政の対応
シビアアクシデントだけを見た硬直的な多重防護
原子力行政全般の中での規制行政のバランス感覚
クライシス・ルーリング(危機統治)と規制行政)
商品詳細
- シリーズ名
- エネルギーフォーラム新書 020
- 出版社名
- エネルギーフォーラム
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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