ファーマナビゲーターPTH編
発売日:2013年5月
- ISBN
- 978-4-7792-0877-5
- 著者情報
- 松本 俊夫(マツモト トシオ)
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体情報内科学教授
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商品説明
副甲状腺は1880年代に骨疾患と血中カルシウムの調節に関わる内分泌腺として発見された。1924年,副甲状腺抽出物が副甲状腺摘出犬の血清カルシウム値是正効果を発揮することが示され,翌年には初の活性抽出物が製造され,テタニーや低カルシウム血症の治療薬パラトルモンとして市販された。しかし,少量投与では骨形成が促進されるものの,過剰投与では骨異化作用が上回ることから,副甲状腺ホルモン(PTH)は骨量を減少させるとの認識が一般的となった。1970年代に入りヒトPTHのアミノ酸配列が決定され合成ヒトPTHの使用が可能となり,動物実験でPTHの間欠投与により骨リモデリングが促進されるとともに骨形成が促進されることが示された。そしてリコンビナントPTH(1-34)(テリパラチド)を用いた大規模臨床試験の結果,20μg連日皮下投与による骨密度の著名な上昇と新規椎体・非椎体骨折の予防効果が検証され,2001年に閉経後骨粗鬆症女性と低骨密度男性に対する初の骨形成促進剤として米国で承認された。わが国では,同じ連日皮下投与製剤が2010年に承認された後,合成PTH(1-34)の週1回皮下投与製剤も2011年に承認された。
これらのテリパラチドの臨床応用に至る歴史を背景として,本書ではまずPTHの分泌・作用と作用機序を第1章で概説いただいたうえで,第2章で骨粗鬆症治療薬としてのPTHについて連日および週1回皮下投与製剤のそれぞれについて述べていただいた。そして第3章で骨粗鬆症の病態と薬剤の使い分けについて,第4章でPHTと他剤との併用・逐次療法について述べていただいたうえで,第5章では処方の実際において挙げられる各種の疑問点についてQ&Aを設けた。
PTHに関する最新情報を網羅した本書が,骨粗鬆症およびPTH/テリパラチドに関わる研究や診療に従事する研究者,学生や医療関係者の皆様の研究や診療のお役に立つことができれば幸いである。
(松本俊夫「序文」)
目次
1 PTHの分泌・作用と作用機序(PTHの合成・分泌とその調節
PTH受容体と細胞内情報伝達系 ほか)
2 骨粗鬆症治療薬としてのPTH(製剤化・開発の歴史
間欠投与と持続投与による作用の違い ほか)
3 骨粗鬆症の病態と薬剤の使い分け(閉経後骨粗鬆症
男性・高齢者における骨粗鬆症 ほか)
4 PTHと他剤との併用・逐次療法(ビスホスホネート製剤
SERM製剤 ほか)
5 Q&A(処方の実際)(PTH1‐34(テリパラチド)の骨密度増加効果が測定部位で異なるのはなぜですか?
PTH1‐34(テリパラチド)は低骨代謝回転型に効果が期待できるのでしょうか ほか)
商品詳細
- 出版社名
- メディカルレビュー社
- フォーマット
- 単行本
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