日本経済の憂鬱 デフレ不況の政治経済学
発売日:2013年6月
- ISBN
- 978-4-478-02132-3
- 著者情報
- 佐和 隆光(サワ タカミツ)
滋賀大学長。京都大学名誉教授。専攻は計量経済学、エネルギー・環境経済学。経済学博士(東京大学、1971年)。1942年和歌山県生まれ。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了後、同大学助手、京都大学経済研究所助教授、スタンフォード大学研究員、イリノイ大学客員教授などをへて80年より京都大学経済研究所教授。京都大学経済研究所所長、京都大学大学院エネルギー科学研究科教授、国立情報学研究所副所長などのほか、国民生活審議会、交通政策審議会、中央環境審議会の各委員を歴任
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商品説明
もっかのところ、ポピュリズム高い支持率を維持するという観点からすれば、アベノミクスの路線は要所をおさえていると言えよう。
ただし、アベノミクスは官主導色が強いという意味でケインズ派的である一方、規制改革にも熱心なところは新古典派的でもあり、その本性は正体不明だ。
本書は、これを政治経済学的に解き明かす。
それにあたり、まずは保守主義、リベラリズム、リバタリアニズム、社会民主主義、社会主義市場経済など、政治経済体制を下支えする理念・思想を対比させて整理し、1993年の細川護煕内閣発足による「55年体制」の崩壊から今日に至るまでの20年史を振り返る。
さらには、高度成長期、オイルショック克服、バブル経済の宴、それ以降の長期低迷といった日本経済の躍進と挫折の歴史を総括。そして、「失われた20年」を経たのちに登場した安倍政権のアベノミクスの本性を「国家資本主義」と見定め、個人主義や自由主義、民主主義という普遍的な価値を脅かす憲法改正への「必要な通過点」と位置づけている。
空前絶後の壮大な社会実験と言えるアベノミクスの是非について、今後、読者のみなさんが判断を下すための“道案内役"を目指した1冊だ。
日本経済はどこへゆくのだろうか? 『経済学とは何だろうか』(岩波新書、1982年)、『平成不況の政治経済学』(中央公論新社、1994年)、『漂流する資本主義 危機の政治経済学」(ダイヤモンド社、1999年)などの著書でも知られ、政治に通じた経済学者・佐和隆光教授、3年半ぶりの書き下ろしである。
目次
序章 経済無策からポピュリズムへ
第1章 正体不明のアベノミクス
第2章 「理念」と「思想」にうとい日本人
第3章 混迷のつづく日本の政治
第4章 日本経済の躍進と挫折
第5章 日本経済はどこへゆく
第6章 安倍総理いわく「大学力は国力そのものだ」
終章 国家資本主義へと歩む静かな足音
補章 福島原発事故から学んだこと
商品詳細
- 出版社名
- ダイヤモンド社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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