コレステロール吸収阻害から見る脂質異常症治療

寺本民生/監修

発売日:2012年12月

  • コレステロール吸収阻害から見る脂質異常症治療
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ISBN
978-4-88412-360-4

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商品説明

序 文】

 エゼチミブがアメリカの旧Schering-Plough社のDavis HRらにより発見され
 たのが1994年である。Davis HRは、私のシカゴ大学留学時代の友人であり、い
 ち早くその発見を聞いた。そして、2002年にドイツで市販されたが、その作用
 メカニズムであるコレステロール吸収阻害の分子メカニズムが分からないまま
 であった。Davis HRには、メカニズムの分からない薬剤は使いにくいと苦言を
 呈したのを覚えている。そして、2004年についに、その分子標的であるNiemann
 -Pick C1-Like 1(NPC1L1)という蛋白が同定されたのである。その努力に敬
 意を払いたい。そして、我が国でもついに2007年に「ゼチーア?」として発売と
 なり、今年で5周年を迎えた。スタチンとは異なる機序ということで、一躍注目
 の的となった。スタチンとの併用により、強力なLDLコレステロール低下を目的
 とした使用法が中心となった。それはそれとして、我が国では盛んにLDLコレス
 テロール低下作用以外の新たな作用が基礎的・臨床的なレベルで検討が進み、
 インスリン抵抗性改善作用、脂肪肝抑制作用など、動脈硬化発症の根幹にもか
 かわる良い作用を示す可能性が示されるようになった。そして、待望の治療エ
 ビデンスであるStudy of Heart and Renal Protection(SHARP)試験が2010年
 に発表されるにおよび、ほぼ動脈硬化抑制のためには欠くことのできない薬剤
 として認識されるに至っている。
 本書は、まさにその歴史を詳細に示すものとして、計画された。おそらくエ
 ゼチミブに関して、現在知られているあらゆるレベルの知見が集積されている
 ものと自負しているところである。
 多くの先生方の診察・研究の一助になることを切望しているところである。
 
 2012年12月
                寺本 民生

目次

座談会 コレステロール吸収阻害から見る脂質異常症治療の変遷―過去・現在・未来
総論(脂質代謝―コレステロール代謝を中心に
MetS合併例の脂質管理―ハイリスク・二次予防のLDL‐C管理におけるコレステロール吸収阻害の意義)
コレステロール吸収阻害剤の基礎的・臨床的エビデンス(エゼチミブの標的分子Niemann‐Pick C1‐Like 1の特性
コレステロール吸収と心血管イベント
食後高脂血症の意義と小腸コレステロールトランスポーター阻害剤エゼチミブの作用
エゼチミブの糖代謝異常に及ぼす影響
脂肪肝・内臓脂肪によるイベントリスク上昇とエゼチミブの効果
エゼチミブの血管内皮機能改善効果に対するエビデンス ほか)

商品詳細

出版社名
朝日メディコム
フォーマット
単行本

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