土地の神話
発売日:2013年2月
- ISBN
- 978-4-09-408800-7
- 著者情報
- 猪瀬 直樹(イノセ ナオキ)
1946年生まれ。作家。道路公団民営化委員などを歴任し、2007年東京都副知事。2012年史上最多四三四万票を獲得し東京都知事に就任
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商品説明
いま、我々がごく当たり前に受け入れている電車通勤のライフスタイル。その背景には、東京の都市開発をめぐる理想と挫折の物語があった。渋沢栄一をプロデューサーに、息子・秀雄がロンドン近郊の田園都市をモデルに計画した街づくり。それはひとりの男によって、鉄道敷設の野望へと変わっていく。関東大震災からの帝都復興の掛け声のなか、張り巡らされていく私鉄網。東京という特異な街がいかにして出来上がっていったかを、東急グループ創始者・五島慶太を軸に徹底検証。東京と日本人の自画像を描いた、『ミカドの肖像』に続く近代日本論の秀作。
田園調布のルーツと東京の近未来を読み解く
著者は都知事就任の25年前から、いまの東京ライフスタイルをつくった近代都市開発の起源を徹底的に調べ上げていた! 猪瀬流都市論の原点となった読み応えのある傑作。
都心に勤めるサラリーマンにとって、東急沿線の住宅地、とりわけ田園調布に一戸建てを持つ、というのが一つのステイタスだが、内実は、満員電車での苦痛な通勤でしかない。そもそものルーツはかの渋沢栄一の息子・秀雄がイギリスのガーデンシティーに魅せられて構想を立てた田園都市計画。しかしこの構想は、五島慶太を始めとする野心あふれる実業家によって欲望に満ちた不動産業へと変貌する。大学の誘致、住宅地と鉄道敷設を一体にした開発、在来私鉄の買収劇など東急王国はみるみる増殖、ロマンあふれる構想はもろくも挫折した。関東大震災後、東京という街がいかにしてでき上がっていたかを検証する『ミカドの肖像』の続編ともいえる近代日本論。
目次
プロローグ
第一章 田園都市という名のユートピア
第二章 不動産業の原型をつくった男
第三章 理想と現実のコントラスト
終章 聖なる森の物語
単行本へのあとがき
小学館文庫版刊行にあたって(書き下ろし)
参考文献
解説 藤森照信「学問のように調べ、小説のように書くひと」
商品詳細
- シリーズ名
- 小学館文庫 い7-3
- 出版社名
- 小学館
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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