歴史と解釈学 《ベルリン精神》の系譜学
発売日:2012年8月
- ISBN
- 978-4-86285-135-2
- 著者情報
- 安酸 敏眞(ヤスカタ トシマサ)
1952年生まれ。京都大学大学院博士課程およびヴァンダービルト大学大学院博士課程修了。Ph.D.,京都大学博士(文学)。現在、北海学園大学人文学部教授
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商品説明
著者はトレルチ研究から出発し、歴史主義のルーツを探るうちに解釈学の水脈に遭遇した。シュライアーマッハーからベーク、ドロイゼンを経てディルタイに流れる解釈学の系譜と、トレルチからディルタイ、ドロイゼンを通ってベークへと遡る歴史主義の系譜とが、いかなる関係にあり、いつどのように合流していったのか?シュライアーマッハーの一般解釈学、ベークの古典文献学、ドロイゼンの史学論、ディルタイの精神諸科学と解釈学、トレルチの歴史哲学など、1810年に創設されたフンボルト大学哲学部にあって、5人の専門は異なるが一つの共通精神によって貫かれている“ベルリン精神”の系譜学という新たな視点から、解釈学と歴史主義をめぐる思想史的ドラマを、原典資料により克明に追跡した画期的業績である。
著者はトレルチ研究から出発し,歴史主義のルーツを探るうちに解釈学の水脈に遭遇した。シュライアーマッハーからベーク,ドロイゼンを経てディルタイに流れる解釈学の系譜と,トレルチからディルタイ,ドロイゼンを通ってベークへと遡る歴史主義の系譜とが,いかなる関係にあり,いつどのように合流していったのか?
シュライアーマッハーの一般解釈学,ベークの古典文献学,ドロイゼンの史学論,ディルタイの精神諸科学と解釈学,トレルチの歴史哲学など,1810年に創設されたフンボルト大学哲学部にあって,5人の専門は異なるが一つの共通精神によって貫かれている〈ベルリン精神〉の系譜学という新たな視点から,解釈学と歴史主義をめぐる思想史的ドラマを,原典資料により克明に追跡した画期的業績である。
解釈学理論と歴史主義の結合が,歴史学の発展を促すと同時に,歴史相対主義がもたらされた。ディルタイは「確信のアナーキー」を嘆き,トレルチはベルリン着任時に「私は価値のアナーキーに終止符を打つために来た」と語り,相対主義克服のために心血を注いだが,道半ばにして逝った。1930年代以降,歴史主義は時代の後景に退いたが,今日においても主要課題であることに変わりはない。
他方,19世紀の解釈学は,ハイデガー,ガダマーによって批判され,等閑に伏されたままである。
著者は思想史研究の方法を根本的に反省し,19世紀の巨匠たちが残した業績に新たな光を当て,21世紀にとって〈歴史と解釈学〉の再検討が喫緊の課題であることを訴える。
目次
はしがき
序章 《思想史》の概念と方法について
第一章 シュライアーマッハーにおける一般解釈学の構想
第二章 アウグスト・ベークと古典文献学
第三章 アウグスト・ベークにおける解釈学と歴史主義
第四章 ドロイゼンの《探究的理解》について
第五章 ディルタイにおける解釈学と歴史主義
第六章 トレルチと《歴史主義》の問題
第七章 トレルチの《歴史主義》議論の波紋とその周辺
第八章 ニーバー兄弟と《エルンスト・トレルチの影》
終章 《ベルリン精神》と思想史研究
あとがき
商品詳細
- 出版社名
- 知泉書館
- フォーマット
- 単行本
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