MEDICINAL 2- 4

発売日:2012年4月

  • MEDICINAL 2- 4
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ISBN
978-4-287-84007-8

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商品説明

特集にあたって
 生活習慣,なかでも食事,アルコールなどの嗜好品は,消化管に直接影響するのみならず,長期に及ぶカロリー過剰摂取は肥満とそれに伴う疾病のリスクを高めることが知られている.いわゆるメタボリックシンドローム(metabolic syndrome
MS)は,主に糖尿病(diabetes mellitus
DM)や脂質異常症,動脈硬化に起因する疾患のリスクを高めると一般に認識されているが,医師の間でもMSが多くの消化器疾患のリスク要因となっていることは案外知られていない.MSやDM患者で,消化器内科医が最も注意すべきなのは,癌のリスクが高くなることである.すなわち,MS,DM患者に対しては,前癌状態としての大腸ポリープも含めた大腸癌,肝硬変や肝癌,膵癌,胆嚢癌のハイリスクグループと考えて,年齢を考慮してスクリーニングを行うよう心がける必要がある.
 肥満と関連する代表的な消化器疾患としては,逆流性食道炎,脂肪肝・脂肪性肝炎(NAFLD,NASH)が挙げられる.これらの疾患の罹患率は高く,食事指導,生活指導(運動を含む)は,最初に行うべき重要な治療法となる.最近,小規模ながらNASHに対して有効性を示す薬剤も知られてきており,今後食事指導,生活指導で対応が困難な患者に対して,薬剤治療を選択する必要性が出てくると思われる.肥満・DMはNASHからの肝硬変や肝癌発生のみならず,ウイルス性肝炎からの肝硬変や肝癌への進展にも悪影響を及ぼすことが知られている.一方これらの肝疾患では糖代謝異常を示す患者の割合が著しく高い.代謝の中心臓器である肝臓では,食事を含む栄養代謝についての総合的な知識と,それを考慮した治療戦略が重要となる.翻って考えると,MSの中心的概念となっている,いわゆる内臓肥満は腹膜組織への脂肪蓄積症であり,すなわち消化器病学のとりあつかうべき臓器である腹膜疾患であるといっても過言ではない.
 食事習慣の問題は,炎症性腸疾患,大腸憩室疾患などにも大きな影響を与えると考えられる.これらの下部消化管疾患のみならず,肥満症には,腸内細菌が大きな影響を与えると考えられるので,今後は単に食事のみならず腸内細菌の構成とそのエネルギー産生能についても総合的に考えていく必要があると思われる.
 その他

商品詳細

出版社名
医学出版
フォーマット
単行本

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