芽刻 下瀬京子五行歌集
発売日:2012年4月
- ISBN
- 978-4-88208-115-9
- 著者情報
- 下瀬 京子(シモセ キョウコ)
同志社大学英文科卒業。1999年より五行歌の会同人。九州五行歌会所属。音訳ボランティアグループ・メルクル所属
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商品説明
欧文タイトル:MOMENT OF SPROUT
女神が ひとひらの
死神を 花片も
そっと後ろ手に 水を
隠しているかのような 包んだ
花の微笑 命の断片
冒頭の花の章から、最終章に至るまで、彼女は物事の核心をとらえ、その本質の水の骨のようなもので、彼女を取り囲む宇宙を、色彩ある影絵のようなものとして示す。たんなる影絵ではなく、影絵なのに色彩や感触や匂いを持つのである。
女神と死神がそっと後で手を握り合っているのが、花の微笑であるという、こういうイメージが詩歌というもので、新しい解釈となっていると私はいうのだ。
こうした色彩ある透明な影で事象を描きながら、彼女の歌集は、花、いのち、人間、山と海、わたし、旅……、母、陰影、子というようにつながる。(草壁焔太氏跋文より)
「芽刻」とは作者の造語。2011年3月11日、東日本大震災をきっかけに浮かんだという。「芽刻とは・・長い潜伏期間を経たあとにやってくる目覚めの時を表わす造語で、その後に続く充実と衰亡の物語のはじまる直前の エネルギーに満ち満ちた瞬間です。」とあとがきで語る。
透明感のある精神性と、高度に洗練された言葉選び。著者による写真のアングルもまるで森の中を散策しているよう。生命の世界をとらえた歌。
巻末に、詩人エミリ・ディキンソンの紹介と和訳に取り組まれている。
目次
I 花 (魅惑の小窓)
II いのち (無音)
III 人間 (うつくしい橋)
IV 山と海 (礼拝堂)
V わたし (微々)
VI 旅 (林檎)
VII ことば (透けた糸)
VIII 母 (ラブコール)
IX 陰影 (華やぎ)
X 子 (バンビ)
? 芽刻(めどき) (笑顔)
? エミリ・ディキンソン 「私の詩は呼吸していますか?」
跋文 色彩ある透明な影 イメージのうたびと 草壁焔太
あとがき
商品詳細
- 出版社名
- 市井社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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