彼女の存在、その破片
発売日:2012年6月
- ページ数
- 316p
- ISBN
- 978-4-09-386331-5
- 著者情報
- 野中 柊(ノナカ ヒイラギ)
1964年生まれ。立教大学卒業後、渡米。ニューヨーク州在住中の91年、「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー
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商品説明
僕は、失踪した恋人を探して彼女の生涯にかかわった男女を訪ね歩く。“あなた”にふたたび出会うために。新境地を拓く愛のミステリー。
兄を殺した女? 彼女のことを聞きたいの?
〈僕〉は、失踪した恋人を探して彼女の生涯にかかわった男女を訪ね歩く。
「ルリは少女娼婦みたいだった。幼気(いたいけ)な、大胆な、ちょっと痛ましい」
「ルリを見ていると、心を鷲づかみにされる。うっかり油断すると、彼女の存在感に巻きこまれそうな感じなんだよ」
「るりは、本質的にこわいもの知らずな女なのよ」
「るりに触られると、どんなに疲れているときも、からだの隅々まで欲望で満たされた。どこまでも貪欲になれそうだった」
「るりはサーカスの綱渡りの少女、みたいな感じ? 安全ネットなしの」
瑠璃子、ルリ、るり……これが、あなたなの?
母の自殺と17歳の恋人の突然の死、父親の不在と謎の保護者。そして妊娠。
1970年代から現在まで、少女、女優、シングルマザーと姿を変える謎に満ちた〈あなた〉の破片を拾い集めながら〈僕〉の旅はつづく。
何かの予兆のように、〈あなた〉の複雑な過去と、天才少年ピアニストだった〈僕〉の挫折と後悔に満ちた半生が響き合う。それから〈僕〉は、少しずつ〈あなた〉のもとに近づいていく。〈あなた〉の後ろ姿を見ながら少しずつ。そこには、僕のピアノ、少年時代の調べが響きつづける。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の新境地を開く、感動的な〈愛〉の長篇ミステリー、600枚。
商品詳細
- 出版社名
- 小学館
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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