森と草原の歴史 日本の植生景観はどのように移り変わってきたのか
発売日:2012年4月
- ISBN
- 978-4-7722-8111-9
- 著者情報
- 小椋 純一(オグラ ジュンイチ)
1954年岡山県生まれ。1979年京都大学農学部卒業。京都芸術短期大学助手。1984年より京都精華大学教員(美術学部専任講師、助教授などを経て1999年より人文学部教授)。1992年博士(農学)京都大学
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商品説明
本書は,日本の森と草原を中心とした植生景観の変遷を,さまざまな方法により,過去数十年から1万数千年のスパンで考察したものである。その考察には,絵図類,旧版地形図,古写真,文献類をもとにした従来の方法によるものもあるが,新たな試みとして,古木の幹を一定間隔で切ってその成長過程を調べる樹幹解析や土壌や泥炭中に存在する微粒炭を調べる微粒炭分析からの考察も含まれている。
考察では,近年大きく変化しつつある日本の植生史の常識についてまとめている。その一つは,草原に関することで,明治以降の国の統計や微粒炭分析などをもとに,森の国と言われることもある日本に,かつてどの程度草原が広がっていたかを考えている。日本の植生に占める草原の割合は,近年考えられてきている以上に大きかった可能性が高いことが見えてきつつある。
もう一つの近年大きく変わりつつある常識として,鎮守の森(神社林,社叢)の植生の変遷について取り上げている。その歴史を調べてみると,明治期などはマツやスギなどの針葉樹が中心の植生であったところが一般的であり,それがしだいに常緑広葉樹中心の植生へと変わったところが多いことがわかる。これまでの常識は,一部例外はあるとしても,基本的に正しくないものと考えられる。
目次
第1部 移り変わる植生景観(過去50年間における植生景観変化
明治〜昭和初期の植生景観
近世から中世の植生景観―絵図を主要史料として)
第2部 変化する植生史の常識(草原の歴史
鎮守の森の歴史)
商品詳細
- 出版社名
- 古今書院
- フォーマット
- 単行本
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