昭和農業技術史への証言 第9集
発売日:2012年2月
- ISBN
- 978-4-540-11285-0
- 著者情報
- 西尾 敏彦(ニシオ トシヒコ)
1931年長野県生まれ。1955年東京大学農学部卒業。1956年農林省四国農業試験場、以後水稲栽培などの研究に従事。1990年技術会議事務局長を最後に農林水産省を退職。生物系特定産業技術研究推進機構理事、農林水産技術情報協会理事長・名誉会長を歴任
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商品説明
いくつかの行き過ぎはあったとしても、太平洋戦争後の食料危機を乗り切り、わが国を世界屈指の稲作先進国に押し上げたことに、農業技術が貢献したことを否定する人はいないだろう。昭和農業の節目節目で活躍した研究者が、みずからの経験を語る『昭和農業技術への証言』の第9集は、その戦後農業技術のなかでも、とくにその駆動輪の役割を果たした肥料、農薬、土地改良の技術開発とその定着に尽くした5人の研究者・技術者の証言を収録した。
目次
第1話 植物の養分吸収と根の活性に関する研究の思い出―稲作における土壌と水に関する研究協議会のころ(植物の養分吸収の研究をはじめるまでの状況
三井進午先生による「植物の養分吸収に関する動的研究」
養分吸収研究の発展
稲作における土壌と水に関する総合研究
水稲根の酸性力についての研究
前史
水稲根の酸化力についての研究)
第2話 速効性肥料の弊害を除き窒素の肥効率を高める、緩効性窒素肥料の開発(緩効性窒素肥料開発の経緯
化学肥料研究における農学の立場
緩行性窒素肥料開発の原理
緩行性窒素肥料として市販された化合物群
緩行性窒素肥料の生産量の推移
緩行性窒素肥料としては市販されていない有機化合物軍
緩行性窒素肥料の肥効と農業技術としての評価
関係する主要な文献)
第3話 農業技術研究所農薬科とブラストサイジンSの開発(農業技術研究所農薬科の歴史と試験研究
ブラストサイジンSの開発研究の端緒と背景
抗いもち病抗生物質のスクリーニング
医薬より難しい抗生物質農薬
ブラストサイジンSの発見といもち病防除効果
ブラストサイジンSの化学的・生化学的性質
ブラストサイジンSの薬害軽減と実用化
ブラストサイジンSの開発・効果・特徴と波及効果
第4話 水田圃場整備技術の開発・体系化研究との関わり―土壌と水からビオトープまで(水田における水移動に関する研究(昭和二七〜四七年ころ)
水田の圃場整備に関する技術開発と体系化(昭和三六〜平成一二年)
自然生態系(ビオトープ)に配慮した農村整備の研究(平成四年〜現在))
第5話 新潟県亀田郷土地改良事業(釈田の乾田化)の思い出(亀田郷減産問題の発生とその背景
亀田郷の生成・開発と土地改良事業の展開
亀田郷増減産の実態と要因
亀田郷土地改良事業の果たした役割
亀田郷減産問題の教訓)
商品詳細
- シリーズ名
- 人間選書 273
- 出版社名
- 農山漁村文化協会
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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