おしゃべり・雑談の政治哲学 近代化が禁じた女たちの話し合いと〈講〉
発売日:2011年11月
- ISBN
- 978-4-272-35035-3
- 著者情報
- 岩谷 良恵(イワヤ ヨシエ)
福島県田村郡三春町生まれ。1998年、千葉大学教育学部卒業。2000年、同大学院修士課程修了。主に東京都内で社会教育・生涯学習関係の仕事を経て、2009年、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科社会系教育講座を単位取得満期退学。2010年、学術博士を取得。専攻は、社会教育学、ジェンダー研究。現在、南米・ボリビアに在住
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商品説明
人々の自由で対等な話し合いがなされてきた〈講〉や寄り合い、井戸端会議は、なぜ近代化のなかで否定されたのか? アーレントの〈活動〉概念を手がかりに、おしゃべり・雑談のなかに、公共的空間の再構築の可能性を探る。
目次
序章 なぜおしゃべり・雑談を問うのか
1 問題の所在
(1)社会教育で議論された話し合いをめぐって
(2)話し合いを保障してきた講の営みと近代化との関係
(3)近代化における話し合いの意味の喪失――アーレントの「活動」概念をふまえて
(4)ジェンダーの視点から見る話し合いの意味と課題
2 本書の目的と方法
(1)本書の目的
(2)研究の方法
第1章 戦後の民主化における社会教育での話し合いの課題
1 GHQおよび文部省が進めた民主主義と話し合い
2 女性の学習として重視された「話し合い学習」の始まりと展開――「共同学習」の流れをふまえて
3 「話し合い学習」の意義をめぐる論争――「考える」学習論から「行動」できる学習論への転換
第2章 思考と判断を保障するおしゃべり・雑談の意味――十分に言葉に表現できない立場から見える営み
1 千葉県銚子市の〈話し合いグループ〉の活動が示す意味
(1)〈話し合いグループ〉の活動概要
(2)話し合いグループ〉における「話し合い学習」の位置づけ
2 思考と判断を保障するおしゃべり・雑談の意味
(1)〈話し合いグループ〉の参加者が捉える意味
(2)〈話し合いグループ〉から講への移行の積極性
3 女たちの公共的な空間――労働や暮らしにおける話し合いと活動
(1)田でたくさんの話をしていた女性たち
(2)井戸端会議の機能と意味
(3)「女の世間」が意味するもの――女性たちにとっての公共性とは何か
第3章 人々の話し合いを保障する営みとしての講
その他
商品詳細
- 出版社名
- 大月書店
- フォーマット
- 単行本
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