地域分散エネルギーと「地域主体」の形成 風・水・光エネルギー時代の主役を作る
- ページ数
- 165p
- ISBN
- 978-4-87555-593-3
- 著者情報
- 小林 久(コバヤシ ヒサシ)
1955年長野県生まれ。新潟大学理学部卒業、東京農工大学大学院連合農学研究科修了(農学博士)。建設コンサルタント会社勤務、コンサルタント事務所主宰を経て、茨城大学農学部教授、東京農工大学大学院連合農学研究科教授(併任)
堀尾 正靭(ホリオ マサユキ)
1943年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業、名古屋大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学(工学博士)。ウェストバージニア大学工学部研究員、名古屋大学工学部助手を経て、1982年より東京農工大学工学部助教授、1991年より教授。2008年定年退職後、直ちに、東京農工大学名誉教授、独立行政法人科学技術振興機構社会技術研究開発センター「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会」研究開発領域総括、早稲田大学客員教授。現在は、龍谷大学政策学部教授
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商品説明
自然エネルギーに関する関心は、東日本大震災を契機に、さらに高まっています。
しかし、地域での自然エネルギーへの取組みは、必要とされる水準から考えると、まだまだ初歩的な水準にとどまっています。
これまでのプロジェクトの多くは、都市側からの投資による発電事業であったり、自治体のショウケースとしての実証事業であり、地域の人びとの本気度はまだ不十分に思われます。
もともと、風や雨・水、太陽の光は、特定の誰かのものとしてそこにあるのではありません。
「地域の自然エネルギーを利用して利益を得るのは、まず地域の人びとである」
というのが、自然エネルギー利用に関する原則ではないでしょうか。
地域の人びとが、地域にある自然エネルギーの可能性を見つめ、十分に検討を重ね、地域に吹く風や降る雨、ふりそそぐ太陽の光を利用する方針を、民主的なかたちで定めていくことが求められています。
このような地域側からの自律的な担い手を「地域主体」ということにします。
これまでのわが国の自然エネルギー事業化に欠けていたのが「地域主体」への敬意や配慮でした。
また、地域の人びとのほうでも、自分たちが主体としてやらなければいけないこと、やれること、であるという認識が不十分でした。
本書では、個別課題における地域主体とのかかわりの議論や、それらをどのように体系的に理解していくのかといった議論を紹介していきます。
目次
第1部 地域主体形成を問い直す(「地域主体の形成」は、なぜ・いま、どのように、求められているのか
宮崎県川南町の地元学)
第2部 気づく(「やさか地元学」の実践過程―島根県浜田市弥栄自治区大坪集落を事例に
空間の価値構造を把握する「ふるさと見分け」という方法 ほか)
第3部 共有し、結ぶ(話し合いの手法としての「移動談義所」
全住民参加による流域総合治水の実現に向けた樋井川流域治水市民会議 ほか)
第4部 アクションをおこす(地域空間の包括的再生に向けた市民組織としての「佐渡島加茂湖水系再生研究所」
大学を核とした全市民協働体制の構築―群馬大学工学部と桐生市を事例に ほか)
第5部 地域主体形成研究へ向けた試み(地域資源開発の起動と地域主体形成
地域主体形成を問う視点―「内発的発展論」の検討をふまえて)
商品詳細
- シリーズ名
- 生存科学シリーズ 8
- 出版社名
- 公人の友社
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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